イタリア旅行 2014.7.11~20

7月11日(金)

午後7時自宅出発。関空午後8半到着。ノアパーキングに車を預けます。10日間で8,000円です。
ターキッシュ航空(エコノミークラス)にチェックインします。空いていてすぐに受付してもらえました。

手荷物検査も出国審査も空いていました。TK47便にてイスタンブールに向かいます。
往復一人135,590円です。(マイレージカウント対象外なら125,000円でありました。)
シートは綺麗なトルコブルーで枕や毛布もブルーで、スリッパやフットレストもあります。


午後10:17分ターキッシュ航空TK47便にて出発。
エコノミーなのに布製の筆箱のような入れ物のアメニティーグッズがあり、靴下、アイマスク、歯ブラシ、耳栓が入っていました。飛ぶとすぐに寝てしまってお菓子をもらいそびれました。

7月12日(土)

機内の映画はオンデマンドで日本語の映画も沢山ありました。「エージェントライアン」や「ゼログラビティ」「ワールドウォーズZ」など見ました。
食事は野菜(タケノコ、椎茸、人参等)のお寿司か鯛のグリルです。鯛のグリルが結構おいしかったです。海老のサラダ、茄子とピーマンのソテー、クランベリームース、パン、チーズが付いていました。ビールはトルコのエフェスビールです。到着前の朝食はスクランブルエッグやカマンベールチーズが美味しかったです。

イスタンブール上空からの夜景がきれいで、市街地のガラタ橋やトプカプ宮殿、アヤソフィア、ブルーモスクもはっきり見えました。ほぼ定刻午前5時半頃にアタテュルク空港到着。タラップで降りてバスでターミナルへ向かいました。

プライオリティーパスでラウンジ(primeclss lounge)に入りました。揚げ物、フルーツ、パン、スクランブルエッグ、チーズ、ヨーグルト、ソフトドリンク、アルコールなどメニューが充実しています。トイレは広い個室で綺麗です。シャワールームもありました。ゆったりしたソファー席で、アクセスコードをもらってネットができます。

午前7時半、ゲートへ向かうとき途中掲示板を見ると「ラストコール」と出ていてあわてて走っていくと、ゲート付近には乗客が誰もいなくて係の人が笑って「クローズ」と!冗談でしたが…。

ボーディングカードに搭乗時刻7:00と書いてあったのにちゃんと見ていなくてフライトが8:00だから7時半に行けば大丈夫と思っていました。ボーディングブリッジを進むとその先の飛行機には人の気配がなくてブリッジの途中にある階段を下りるとバスが待っていました。バスも私たちだけ。しばらく待たされましたがもうほかに来ないようで出発。
ミラノ行きTK1873便は満席のようです。シートは3-3でした。


朝食メニューはハムサンド、とろとろのスクランブルエッグ、トマト、チーズ、ヨーグルト、パンなどです。飲み物はレモネードを頼みました。甘すぎず美味しかったです。

午前10時、ミラノのフェミチーノ国際空港に到着。日本との時差はサマータイムなので7時間です。ミラノの空港はセンスが良くてすっきりしています。

入国審査をして午前10時半、レンタカーでボノーラ駅へ向かい、パーク&ライドします。
午前11時55分、ボノーラショッピングセンターの駐車場に到着。
ショッピングセンターで地下鉄乗り場を探しますが、よく分からなくて通りかかった青年に聞くと、自分も行くから一緒に行きましょうと言ってくれました。
駐車場の入り口とは反対の出口を出て斜め左に進み、少し歩くとメトロの入り口がありました。自販機での切符の買い方も教えてくれました。2人で往復だから4枚買えばいいそう。乗る電車も同じなので一緒にホームへ。学生さんのようで、3駅先に住んでいてボノーラの図書館に来た帰りだそうです。妹さんが日本の漫画が好きで日本にいたこともあるそうです。帰りはどの電車に乗ったらいいかも丁寧に説明してくれました。


12時40分、ドゥオーモで降りて地上に出るといきなり目の前に大きな大聖堂が! 本当に立派です。たくさんの尖塔にたくさんの彫像、繊細なレリーフ、どれを見ても圧倒されます。中に入ってみます。入場は無料ですが、カメラ持ち込みは1台2ユーロで赤いタグをつけてもらいます。

中はとても広くて荘厳な雰囲気です。両側にたくさんあるステンドグラスも一つ一つに聖書の物語があるようです。どれも素晴らしくてきれいです。正面にベンチがあり、両側に並ぶ柱も素晴らしいです。正面にバラ窓と祭壇があって側面にも祭壇があり、ろうそくに灯を燈してお祈りしている人もいました。床も何色かの大理石で組み合わせて模様を作ってありとても綺麗です。ドゥオーモを出て広場で振り返ってみると、レース細工のようで本当に素晴らしく、よくここまで凝った装飾が出来たものだと感心します。エレベーターで上に上がっている人が見えました。
右手にある
ガレリアに行ってみました。天井が高く鉄の骨組みが芸術的なガラス張りのアーケードで、側面の壁には歴史のありそうな彫刻が施されていました。店舗の方はオシャレなショップが沢山ありました。しばらく歩くと十字路があり、上の方にはアメリカ、中国、アフリカ、北ヨーロッパをイメージしたフレスコ画もありました。角の店はヴィトンとプラダ本店です。床のモザイクの装飾も綺麗で、交差点の中心より少し左に人が集まっていたので行ってみると、踵で1周すると願い事が叶うという牛の絵のタイルがありました。皆に倣って回ってお願い事をしました。(後日テレビで3回まわると願いがかなうと言っていました。残念。)

午後1時、地下鉄に乗って車を止めたショッピングセンターに戻りました。中に大きなスーパーがあったので水を買ってから駐車場に行き、精算機に駐車券を入れると無料でした。ある程度の時間まで無料なのでしょうか。

午後1時45分ボノーラ出発、車で午後4時19分パドヴァに到着。スクロヴェーニ礼拝堂の事前予約時間は午後4:20です。
地球の歩き方など見ると1時間前には着いて受付をして博物館の見学をして…と書いてありましたが、1分前でも受け付けて貰えました。※事前にネット予約でカード払いしました(1人13ユーロ)。
クロークに荷物を預け、礼拝堂に向かいます。私たちの前の時間の人たちがビデオを見ていました。


順番が来て中に入り座って案内ビデオを見ました。25人ほどの定員ですが満席です。ここで体温調節をするのですが、駐車場から走ってきたので汗だくでエアコンが効いていますがなかなか汗が引かず、カバンを預けてきたのでハンカチもなく大変でした。15分ほどでビデオが終わり、午後4時35分頃礼拝堂に入りました。気のせいか徳島の大塚美術館より大きく感じました。大塚は陶板、こちらはフレスコ画なので大塚より色合いがやさしくパステル調でとても素敵で見に来られて良かったです。観賞時間はたった15分、もっとゆっくり見たかったです。

礼拝堂を出て博物館に行きました。思ったより広く、じっくり見ると1時間以上かかると思いますが、30分ほどで出て駐車場に向かい料金を精算(約2時間で2€)して午後6時7分、コルチナに向かって出発しました。

午後8時40分、コルチナダンペッツォ「ホテル・ビラ・ネバタ」
に到着。ホテルは街の真ん中ではなく北側の川を渡って坂を上ったところにありました。スイスのシャレー風できれいに花が飾ってあり、駐車場もゆったりしています。背景の山々も本当に綺麗です。ルームチャージで朝食付きで95€です。

部屋は1階でシンプルですが、木の壁で家具も同じ色の木で統一してあり温かみのある部屋です。バスルームにはバスタブがあり、シャワーヘッドが取り外せて使いやすいです。バスアメニティーも充実していました。

ホテルの人にお勧めのレストランを教えて貰いました。「リストランテ アリストン ピッツエリア」です。行きに道を間違って町の中心を横切ってしまいましたが、ZTLの表示があったような気が…。帰りに確かめてみます。
内装は白い壁と木造りで壁のランプもオシャレです。パルマハムがたっぷりのったフォカッチャと、チーズとサラミのスパイシーピザとミネラルウォーターをとりました。パルマハムが美味しいです。ピザもスパイシーで美味しいですが耳が固かったです。合計27€で支払はカードが使えました。食事が終わった時、外は大雨になっていて、傘を持ってこなかったので困っていると店員さんが傘を貸してくれたので向かいの駐車場に車を取りに行けました。

街をぐるりと一周してみるとやはりZTLの表示が…。通ってしまったものはどうしようもないので、罰金の請求が来ないことを祈るのみです。ネットで調べてみると15,000円くらいするらしいです。(…大丈夫でした!)

ホテルに戻りお風呂に入りました。バスタブにお湯を張ってゆっくり浸かりました。外が寒かったのでお風呂の暖かさがありがたかったです。
寝る時も寒かったので少し着込んで予備の布団も出して暖かくして寝ました。


7月13日(日)

午前6時20分、起床。外に出てみるといい天気!ホテルの前で写真を撮ります。ホテルの前にも後ろにも険しい山々がそそり立っていてとても絵になります。空気も澄んでいて木々の緑も綺麗でした。猫が1匹のんびりと朝の散歩をしていました。駐車場の地面を見ると雨上がりのせいかカタツムリと大きなナメクジが沢山いました。カタツムリはピンクや黄色、薄茶の線の入ったのなどいろいろいました。

ホテルのロビーにはゆったりとソファーが置かれコーディネイトも素敵です。朝食の部屋もゆったりしていて、出窓にはレースのカーテンがかかり、花も飾ってあって素敵な部屋です。メニューも充実していました。パン2種類、クロワッサン、菓子パン、クッキー、ハム、チーズ、シリアル4種、ヨーグルト2種、ゆで卵、ジュース2種、カフェオレなどどれも美味しかったです。

午前8時、ホテルを出発
綺麗な山々を見ながら午前8時半ミズリーナ湖に到着。朝早いためか昨日の雨のお蔭か、とても空気が澄んでいて風もなく雪を頂いた山々とかわいいホテルが鏡のような湖面に綺麗に映っていて絵葉書のような景色でした。
5分間の滞在で今度はベネチアに向かいました。慌ただしいです。


午前11時40分ベネチア・ローマ広場前の駐車場。水上バスのチケット売場で60分有効の券(7€)を購入。駐車場を出て道路を渡ると直ぐに水上バスのローマ広場前船着場(piazzale roma)がありました。どちら回りかを考えずに手前(右側)の乗り場から来た船に乗りました。
街の真ん中のカナル・グランデ(グランデ運河)を通って行こうと思っていたのですが、反対でトロンケット前を通り街の外をまわる航路を進んでいきました。豪華客船が2隻停泊していました。まるでビルのように大きいです。広いカナル・ジューデッカ(運河)に入り左右何か所かの船着場に寄りながら進みます。建ち並ぶ家々も水路に掛かる橋も素敵です。サンマルコ寺院の鐘楼が見えてきました。


12時47分、サン・ザッカリアの船着場に30分ほどで到着しました。すぐ目の前にビットリオ・エマヌエーレⅡ世像がありました。周りにはお土産屋さんが並んでいて、ベネチア名物の仮面など沢山売っていました。更に進むとため息の橋があり、橋の上から水路を眺めるとゴンドラが浮かんでいて趣きがあります。ため息の橋は人が沢山で、写真が撮りにくいくらいでした。岸壁には沢山のゴンドラが停泊していました。

サンマルコ広場に向かうと広場の真ん中に結構水が溜まっていて、沢山いる観光客が水を避けて歩くのでなかなか進めません。サンマルコ寺院も修復中の幕が掛かっていました。広場の真ん中に鐘楼が高くそびえ立っていて立派でした。広場の周りにはカフェがいくつもあってテラス席も出ていました。海沿いに出て右手に進むとお土産の屋台が沢山並んでいました。ここも仮面が多いです。

午後1時15分、サンマルコ広場の船着場からまた水上バスに乗り、今度はカナル・グランデ(大運河)を進んでいきました。広いカナルグランデにも沢山のゴンドラが浮かんでいて、歴史的な建物を背景にどこを撮っても絵になります。殆どの建物がバロックやゴシック建築などで、3~4階建のレンガ色の屋根に白やパステル調の色の壁です。建物の間の小さな水路はどこも趣きがあります。アカデミア橋が見えてきました。木造の形の綺麗な橋です。ただ橋の下をくぐる時見上げると、土台は鉄骨でした。

さらに進むとリアルト橋が見えてきました。石造りで屋根のある綺麗な橋です。欄干には沢山の観光客がいました。橋をくぐってしばらく行くと左手にカ・ペーザロというバロック建築の美術館がありました。重厚な雰囲気でとても素敵です。そのほか名前もわかりませんが素晴らしい彫刻の施された素敵な建物がいくつもありました。Scalzi橋をくぐると右手にサンタ・ルチア駅が見えてきました。電車で来てもすぐに船着場(フェローヴィア)というのはとても便利そうです。次はもうローマ広場です。

午後2時、駐車場を出てフィレンツェに向かいます。駐車料金は26€。時間の節約のため、途中の高速道路のサービスエリアでパニーニを買って運転しながら食べました。

フィレンツェに着いてすぐに明日休館のウフィッイ美術館に行きたかったのですが、間に合いそうにないでピサに向かいました。ピサの街は北側から行くとZTL(自動車進入禁止地区)が塀の内側なので分かり易いです。外周の道路からもう斜塔が見えました。ピサのドゥオーモ広場の北側の有料駐車場に止めて、小道を歩いて広場に行きました。

いきなり斜塔が目の前に。ホントに傾いています。南に5.3度、地下に2m沈下しているそうです。さらに進むとピサのドゥオーモ(大聖堂)があり、広い芝生の広場がありました。
大聖堂も立派ですが改修中でした。
午後7時半過ぎピサ出発。
、ZTLに迷い込まないようS12を北上しA11に入って東へ。道のわきにはヒマワリ畑が広がっていました。水道橋らしいものもありました。


午後9時フィレンツェ「ホテル・デッラ・ロビア」に到着。
駐車場はホテルの敷地内にあり玄関の左側に入口があり、フロントに行って門を開けて貰って中に入れました。8台くらい止められそうです。クリーム色の建物は歴史のあるもののようですが内部はきれいに改装してあり、エレベーターがありました。部屋もシックな感じで広くてきれいでした。

 荷物を部屋に入れてフロントで歩いて行けるレストランを教えて貰って行きましたが、見つけることが出来ずホテルに戻ってシャワーを浴びました。バスルームは新しくて広く、バスタブは有りませんがシャワールームは仕切られていてシャワーヘッドも外せて使い勝手が良かったです。ただ出入り口が狭いですが。 バスアメニティーもリンス以外揃っていて、裁縫セットまでありました。ドライヤーもあります。
 

7月14日(月)

午前7時半過ぎ、地下1階の食堂へ。朝食はパン数種、クロワッサン(甘いですが美味しい)、フルーツ、ヨーグルト、お菓子、ジュース、ミルク、コーヒーなどあり、ゆで卵は自分で湯煎器にかけて好みの硬さにボイルできました。

ZTLのすぐ外のホテルとしては街に近くてバス停も近く、サンマルコ広場行きのバス(6番)が頻繁に来るので便利でした。サンマルコ広場に行けばいろいろな地域に行く便に乗り換えできます。バス停はホテルを出て右手に進み最初の角を右折するとすぐそこにあります。サンマルコ広場以外にもいろいろな行き先がありました。ホテルの周りにはレストランはあまりありません(昨夜はわからず失敗しましたが…)が遅い時間まで(0時台でも2本運行)あるので街中のレストランで食べて帰ってくると良いです。

今日は月曜日なのでウフィツィ美術館、アカデミア美術館、サンマルコ美術館などが定休日のためそれ以外の見所とシエナとアウトレットに行きます。

午前8時10分、ホテルを出発し、バス停へ。6番のバスでサンマルコ広場に行きました。サンマルコ広場から南にカヴール通りを進んでマクドナルドも少し先にあるインフォメーションへ。まだ営業時間前で、中に入って行く従業員さんに聞くと午前9時からとのこと。隣にあるカフェに入って時間つぶしします。

コーヒー(3.95€)とオレンジジュース(6.5€)を頼みました。オレンジジュースはその場で絞ってくれたのでとても美味しかったです。ただ、待っている間に雨が降ってきてしまいました。
午前9時になったのでインフォメーションへ。朝一番なので空いていました。ここでフィレンツェカードを購入しました。
フィレンツェカードは一人72€、72時間有効で72か所の美術館や博物館に予約なしで入れ、市バスやトラムも乗り放題でWi-Fiも使えるようです。クレジットカードで購入しました。フィレンツェカードの他にバスのチケットと地図や見どころの説明などがセットされていて赤いストラップ付のホルダーに入っています。まずカウンターでカードの裏にサインをして使います。事前予約もできますが、結局直接購入の人と同じく窓口に並ぶので時間短縮等のメリットはあまりないと思います。手続きもその場で聞きながら記入できるのでかえって安心だと思います。いろいろ説明を受けてホルダーを首にかけて観光に出発しました。

まずはメディッチ家の礼拝堂に行きました。雨模様の中、あまり混んでいませんでしたが並んで待っていると傘売りのおじさんが来たので怪しいかなと思いましたが値段を聞くとあまり高くなく、さらに値切って1本500円くらいで買ってしまいました。結局礼拝堂を出た時には青空が広がっていましたが…。礼拝堂に入るとフィレンツェカード初めての利用でうっかり並ばなくても良かったのに並んでしまったようです。礼拝堂本体は改修中で全体的に暗かったのですが、天井のフレスコ画や何色もの大理石を組み合わせた床や鮮やかな装飾の祭壇も素晴らしいです。天井が高いので双眼鏡を持って来てよかったです。

祭壇の奥から入って行く新聖具室はミケランジェロが設計から装飾まですべて一人で手掛けたそうです。真四角の空間の3面に彫刻があり、祭壇の左の面にはメディチ家のロレンツォ像と「曙」「黄昏」の像、右にはジュリアーノ像と「昼」「夜」の像がありました。祭壇の向かい側には聖母子像もあり、繊細で力強いミケランジェロの作品をじっくり見られてよかったです。

次はドゥオーモに向かいました。ドォーモ前のサン・ジョバンニ広場に着くと結構混雑していました。洗礼堂は残念ながら改修中で、全面膜で覆われていました。ドゥオーモの外壁は白とパステル調の緑とピンクに装飾されていて彫像も素晴らしいです。ドゥオーモの係員さんにチケットを交換する場所を聞くと洗礼堂の北側(ドゥオーモを背にして右側)のレストランの隣に入口があるとのこと。奥に入って行くとチケットブースがあり、2つの窓口のうちの手前の窓口で洗礼堂のチケットを発券して貰い、次に奥(右)のブースでクーポラのチケットを発券して貰いました。もちろんフィレンツェカードで無料です。ドゥオーモはもともと入場無料です。

ドゥオーモの左側に進むとクーポラに入る長い行列が…。しかしフィレンツェカード専用の入口は10人くらいの列ですぐに入れました。午前10時25分、階段を登り始めました。463段あるそうです。5分ほどでクーポラのすぐ下の内側の回廊部分に着き、間近にクーポラのフレスコ画を見ることが出来ました。近いので本当に迫力があります。ステンドグラスも綺麗で、下を見るとドゥオーモの内部が見渡せました。

さらに進んで狭い階段を登って行き、午前10時44分、クーポラの一番上に到着。「バラ色のフィレンツェ」と言われる素晴らしい景色が眼下に広がり、360度ぐるりと回って景色を堪能できました。ミケランジェロ広場やピッティ宮も見えました。ジョットの鐘楼もすぐそばに見え、こちらの方が少し高いようです。下り専用の降り口から降りてまたクーポラの内側の回廊に出ました。回廊は行きの時と高さが違って、こちらが一段上なのでフレスコ画が更に近いです。午前11時05分、階段を降り切るとドゥオーモの内部に出ますが、柵があってすぐに外に出なくてはいけません。出口から外に出るとジョットの鐘楼が目の前にそびえていました。フィレンツェの市警察のパトカーが止まっていました。トヨタのビッツでした。次は向かいの洗礼堂に行きました。東側の「天国の門」は金色のレリーフが浮かび上がっていました。これはレプリカとのことですが。入り口は北側にあり、しばらく待って中に入ることが出来ました。内部は8角形で、クーポラの天井は金色の背景になっていて、最後の審判などの様子がモザイクで描かれていました。午前11時38分、南側の扉から外に出ました。

カヴール通りに向かい、カフェ「アンティコ・カフェ・カブール」でパルマハムとチーズを挟んで貰ったサンドイッチと、ライトランチのTortelliniというニョッキの様なパスタでミートローフ風のソースが絡めてあるもの(水とコーヒー付きで6€)を注文しました。Tortelliniは美味しかったですがお腹が膨れます。サンドイッチはルッコラも入っていてサクサクのパンもハム、チーズも美味しかったです。

サン・マルコ広場にもどり、バスに乗っていったんホテルに戻りました。これから車に乗ってミケランジェロ広場に立ち寄りシエナに向かいます。午後1時ホテルを出発。ZTLに気を付けながらアルノ川沿いに出てアルノ橋のたもとから南に向い、クネクネ坂を上ると視界が開けたところがミケランジェロ広場の駐車場です。午後1時25分頃着。

結構広い駐車場ですが人気のスポットなので全く空きがありません。一人ずつ運転を交代してミケランジェロ広場に行ってフィレンツェの景色を見てきました。広場の入口には大きなミケランジェロの記念碑が建っていました。柵の所に行くと、手前にアルノ川、左にカペル橋、正面にドォーモが見えフィレンツェの景色の写真と言えばここ!という素晴らしい眺望が広がっていました。

午後1時40分広場を出発。R2(ハイウェイ)で南下してシエナに向かいました。途中で急に雨が降り出し、ワイパーが追い付かないくらいの豪雨になりました。フィレンツェを出る時に雨は降っていなかったのですが、街中でせっかく買った傘を使えなかったので万が一のためにとリュックに入れてきて正解です。

シエナの街に着き、TZLに引っ掛からないよう町の南西に回り込み、Pのマークを頼りにesterna di fontebranda通りに入り、少し行った所の右手に駐車場がありました。地下に車を止めて歩いて道路に出て右に進むとZTLのマークがあり、その先の右手に入り込んだところにエスカレーターがありました。 幾つか(7個くらいだったか?)のエスカレーターを乗り継いでいくと高台になっているシエナの市街地に上がれました。

雨の中まずはドゥオーモに向かいました。入場券はちょっと離れた市立美術館(ドゥオーモの右奥)で買わなくてはいけません。一人4€です。ドゥオーモはゴシック建築でミケランジェロやドナッテロ、ピサーノなど色々な有名な人が建築に関わっているそうです。正面のファサードも立派ですが、内部の装飾も豪華です。沢山ある柱全てが白と黒の横縞になっているのが特徴的でした。八角形の説教壇も豪華です。正面の右手にお目当てのピッコローミニの図書館の入口がありますがドアがとても小さいのでホントにここから?と思ってしまうくらいです。「地球の歩き方」のフィレンツェの見開きの写真を見て是非行ってみたいと思っていました。一歩内部に入ると息をのむような鮮やかなフレスコ画で彩られていました。ぐるりとピントゥリッキオ作「ピウスⅡ世の生涯」が描かれています。本当にきれいでした。
次はカンポ広場に向かいました。イタリアで一番美しいと言われている広場です。市庁舎(ブリッコ宮)の前に扇形に広がった広場は緩やかに市庁舎に向かって下り坂になっています。周囲は高さの揃った中世の建物に囲まれていて1階にテラス席が沢山並んでいました。市庁舎の左には102mのマンジャの塔がありました。上の方が白く繊細な作りできれいです。

午後4時半、駐車場に戻り駐車料を1階の機械で事前精算(1時間10分止めて2€)して地下駐車場へ。ここにトイレがありますが残念ながら綺麗ではないのでお勧めできません。次はアウトレットに向かいます。

モンテヴェッキのプラダのアウトレットに行くかザ・モールに行くか迷いましたがプラダ以外のブランドも見たいのと、思ったより走れず閉店に間に合うか心配だったのでザ・モールに向かいました。途中にもブランドのアウトレットが点在していました。

プラダの横の駐車場に車を止め、プラダのお店へ行き入り口で紙の券をもらって中へ。結構混雑していてなんだか雑然としている感じです。精算のコーナーには中国人のお客さんが沢山並んでいました。入り口の右にミュウミュウのショーケースがあり、奥にプラダがありました。ショーケースから気に入ったものを出して紙の券を係員に渡して注文するシステムのようです。職場の人に財布を頼まれていたのですが、希望のデザインが無いのであきらめて、斜め向かいのグッチのショップへ行きました。

グッチは広くて展示もアウトレットと思えないくらいきちんとしていて、接客もスマートです。日本人の店員さんが来てくれてこちらの希望を聞いていろいろケースから出して見せてくれました。「歩き方」には営業時間は19時までと書いてありましたが、店員さんに聞くと20時まで営業していますとのこと。頼まれていたデザインの財布もあり、無事注文。素敵だったので自分用に色違いの財布を買いました。後で免税で返ってくる分を考慮すると日本の半額です。カバンもさらにプライスダウンになったものもありました。精算は2階に上がり、テーブル席に着いてゆったり丁寧に免税の手続き説明をして貰ってからカウンターで商品を受け取ってカードで支払いをしました。

フィレンツェのホテルの戻り、今度はバスで街に出ます。今日こそ晩ご飯にフィレンツェ風ステーキを食べなくては!

バス停サンマルコ広場で降りて、グエルファ通り(サンマルコ広場と鉄道のフィレンツェ駅との中間くらい)にあるトラットリア「カルファッジ」という家族経営のレストランに行きました。ショーウィンドーにお肉の塊がどんと置いてあって気取った感じはなく入りやすいお店です。従業員さんもフレンドリーです。午後9時半くらいだったので他にほとんどお客さんがいません。赤ワインと水とフィレンツェ風ステーキとサラダを注文しました。ワインは飲みやすくて美味しいです。骨付きの大きな塊のステーキが出てきました。ある程度の大きさに切ってくれましたがそれでも大きくて更に切って食べました。焼き加減も塩加減も丁度でとても美味しいです。でも大きすぎます。何とか食べきりましたが…。会計は6.3€でした。午後11時少し前、閉店間際で私達が食べ終わった時には他に誰もいませんでした。店の外で入口の写真を撮っているとお店の奥さんがにこやかに手を振ってくれました。またサンマルコ広場からバスに乗って午後11時15分ホテルに戻りました。


7月15日(火)

今日は昨日定休日だった美術館を見てからソレントに向かいます
午前7時40分ホテルを出発。また6番のバスでサンマルコ広場に行き、バス停の係員に聞くと直接ウフィッツイに行けるバスはないが、23番に乗れば近くまで行けるとのこと。乗っている人に聞くと彼女も近くに行くからと一緒に降りて途中まで案内してくれました。アルノ川のグラッツェ橋近くのバス停で降りてネーリ通りからニンナ通りを通ってシニョーリア広場側からウフィッツィ美術館の2棟の間にある入口に向かいました。
午前8時17分ウフィッツィ美術館到着。一般の入口は混んでいましたが、フィレンツェカードの入口は空いていました。エックス線での手荷物検査があり、階段を上がって3階へ。時間が早いせいか館内は空いています。フラッシュ無しなら写真はOKです。順路に従ってチマーブエ、ジョット、フィリッポ・リッピなどの作品を見た後、ハイライトのボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」などのある間へ。「ヴィーナスの誕生」と「「春/プリマヴェーラ」にはアクリルのカバーが掛かっていました。ダ・ヴィンチの「受胎告知」も同じ部屋にありました。人も少なく実物をじっくり見られてよかったです。どれも本当に素敵でした。

絵画だけでなく廊下の天井にも素晴らしい絵が描かれていて彫刻も沢山ありました。ラファエロやパルミジャニーノ、ティッツィアーノ、カラバッジョなどの作品もあり本当に見ごたえのある美術館でした。

午前9時半、ウフィッツィ美術館を出てアルノ川沿いにベッキオ橋に向かいました。ベッキオ橋の両側にびっしりお店が並んでいてほとんどが貴金属店で、開店準備をしている店もありました。閉まっている時は板できっちり覆われていますが、板をパタンと下ろすとショーウィンドーが現れます。どの店もキラキラで豪華なジュエリーが並んでいました。
更に道なりに進んでいって午前9時50分、ピッティ宮前に到着。3階建てで幅は200m位ある立派な建物です。暑いので入場する前に広場にあるアイスクリーム屋さんでピスタチオ味とレモン味のジェラードを買って、ピッティ宮の前の広場の石塀に座って食べました。本場イタリアのジェラード!とても美味しかったです。
ピッティ宮の真ん中から中に入り、回廊を左の方に行くと売店兼書店があり、ここのレジがフィレンツェカードの受付になっています。チケットを貰って、さっき来た入口の方に戻りさらに回廊を進むと階段があって、そこがパラティーナ美術館の入口です。階段を上がる前に係員の指示に従って左手の手荷物預かり所にリュックを預けて2階へ。
大きなシャンデリアや繊細な彫刻、色鮮やかな天井の壁画ととにかく豪華です。壁には所狭しと絵画の額が掛かっていました。ピッティ宮はラファエロの作品が沢山あり、ティッツィアーノ、ボッティチェリ、カラバッジョなど有名な作家の作品もあって見ごたえがありました。

午前10時50分、美術館を出てピッティ宮の前の広場へ。広場の前にバス停があり、ちょうどいい方向のバスが来たので飛び乗りました。途中で乗り換えれそうなバス停で下車。間違ったかもと思い、バスを待っている人に聞くと年配の人でしたがイタリア語と英語を混ぜてサンマルコ広場行きのバス停を説明してくれました。午前11時20分頃、サン・マルコ広場に到着。バス停の目の前にサンマルコ寺院がありすいていたので入りました。こちらもフィレンツェカードで無料です。

中に入ると四角い箱庭の「聖アントニーノの回廊」がありました。ピンクの花で縁どられた緑の芝に日が当たり綺麗です。結構疲れてきたのでちょっと座って休憩してから回りました。フラ・アンジェリコの作品が本当に沢山あります。中でも一番はやはり、2階への階段を登ると目の前に飾ってある「受胎告知」です。優しい色合いで書かれた素晴らしい絵で何度も見たい気持ちになります。2階には修道僧の部屋が沢山並んでいてそれぞれの部屋にキリストやマリアの絵が描かれていました。1階の食堂にある「最後の晩餐」もとても素敵な絵で見ごたえがありました。

12時、サン・マルコ寺院を出て、アカデミア美術館に向かいました。もう長い行列が出来ています。フィレンツェカード専用の列も結構人が並んでいました。ミケランジェロのダビデ像は見たかったのですが、朝一番から強行軍で美術館を回って疲れたのと日差しが強くて暑いのとで並ぶのを断念しました。

とにかく休憩したいのでカブール通りのマクドナルドに行きました。CBOというご当地っぽいハンバーガーとコーラ、ポテト、チキンビッツで11€でした。バーガーの味はまあまあでした。安かったのでソフトクリームも追加しました。


サン・マルコ広場から6番のバスでホテルに戻り、午後1時12分フィレンツェよりソレントに向かって出発しました。
A1に入りひたすら南下します。途中、並行する線路を走るフレッチャ・レジェンドが見られました。また所々の高台に城壁に囲まれた中世の都市がありました。チビタ・バーニョレージョなどもこんな感じなのでしょうか。

午後5時頃、ローマへの分岐点を通過。午後6時45分、Teano Ovestというサービスエリアで休憩しました。綺麗な虹が出ていました。さらに走って午後7時半、ベスビオ山が見えてきました。ナポリ郊外をかすめてソレントに向かいます。A1からA3に逸れ、更にポンペイの近くでソレントに向かうジャンクションで早く降り過ぎたようで、どこかの港町の狭い道を走りました。賑やかな町で車も渋滞したりしました。

何とか渋滞を抜けると海沿いの眺めのいい道に出ました。右手には海を挟んでベスビオ山が見えました。クラウンプラザ・スタビエ・ソレント・コースト・ホテルの少し手前の海に面した駐車場に、パニーニ屋の屋台の車が止まっていたのでここで晩ご飯にすることにしました。パニーニに色々中身を選んで挟んで貰います。一つはケバブやナスやキノコの炒め物など、もう一つはパルマハムをメインにケースを指差して色々なものを入れて貰いました。どちらもすごく美味しいです。ベスビオ山とナポリ湾に沈む太陽を見ながらパニーニをほおばるのは最高でした。

午後9時過ぎにソレントの手前の街、サンタニッツエロのカプチーノ通りにある「ホテル・アンジェリーナ」に到着。ホテルの従業員さんはとても親切でチェックインの手続きの後、「明日はどこへ行きますか」と聞いてくれて、「カプリ島に行く」と言うと、「港の駐車場は高いからホテルに預けて行くといい」と言ってくれました。ホテルから駅へのアクセス、電車の時間、ソレント行きの船の時間など丁寧に説明してくれました。ホテルから最寄りの駅まで徒歩5分、一駅でソレント駅に着き、船着場まで徒歩15分とのこと。フェリー会社のパンフレットもくれました。朝食は本来7時からですが、電車の時間が7:15なので6:50から食べていいと言ってくれました。翌朝、実際には6:45くらいから食べられました。

部屋は3階でエレベーターはありません。シンプルな部屋ですがベッドも広く、ドライヤーやバスアメニティーもそろっていました。ただシャワーは固定式です。窓の外にはレモン畑がありました。
 ATMを探すため街に出ました。教えて貰ったS.agnello駅に向かう近道は人もいなくてちょっと不気味な気もしましたが特に危険なことはありませんでした。

 

7月16日(水)

朝食はとても充実していてハム、チーズ、フルーツ、ヨーグルト、お菓子やケーキ数種、パンも数種ありました。後で焼き立ての温かいクロワッサンをテーブルまで持って来てくれました。カプチーノも大きなカップで持って来てくれました。
チェックアウトしてから車を置いてS.agnello駅に向かいました。午前7時7分、駅に着き駅舎の2階に上がり窓口で切符を購入。ソレントまで1.3€です。午前7時20分、来た電車に乗ってソレントへ向かいました。

午前7時25分、ソレント駅の到着。正面の階段を下りてコルソ通りを左に進み、タッソ広場まで行って、脇の階段を降りたらよかったのですが、よく分からず車道に沿って港に降りて行き、途中のカーブを一つ階段でショ-トカットしました。坂を降り切って正面の短い階段を登ったところにチケット売場がありました。午前7時35分、カプリ島行きの往復チケットを購入(一人27.9€)して、右手の方に行くと岸壁に出るので海に延びた堤防の一番突き当りまで行くと船着場です。カーフェリーなので車がおりてから乗船しました。

車の降り口から乗船して脇の階段を上がり2階へ。赤いカバーのかかった席が指定席、黄色いカバーの席が自由席のようです。残念ながらガラスがガサガサで曇っていて景色があまり見えません。後ろのデッキに行くと景色を見ることが出来ます。午前7時45分出航予定の船ですが午前8時近くにようやく動き始めました。出航して振り返るとソレントの街がそそり立った断崖の上に広がっていました。晴天ですがベスビオ山が霞んで見えます。20分ほどでカプリ島の港が見えてきました。豪華客船も来ていてボートに乗換えて上陸するようです。午前8時35分、カプリ島のマリーナ・グランデに到着。青の洞窟(グロッタ・アッズッラ)行きのチケットを船着場のすぐ向かいにあるレッサ―カプリLasercapriの窓口で購入。一人9€です。

チケットを持って指示された0番の桟橋へ。どの船に乗ればいいかわからず人に聞きまわっているとそのうち、この船に乗ってと指示されました。一人旅の日本人女性と一緒の船になりました。彼女は以前にも来て天候が悪く青の洞窟に行けなかったのでリベンジだそうです。午前8時50分、マリーナ・グランデを出航。晴天で波も穏やかなので期待できます。暫くして振り返るとロープで手漕ぎボート3隻を繋いでいて、それぞれに船頭さんが乗っていました。モーターボートがスピードを出すので繋がれた手漕ぎボートはポンポンジャンプしています。モーターボートには11人の乗客が乗っていて、そのうち日本人が7人でした。

午前9時10分、青の洞窟前に到着。引っ張ってきた手漕ぎボートに乗換えます。日本人の一人旅の人と私達で一隻、残り4人の日本人で1隻、外人さん4人で1隻に分かれて乗り込みました。船頭さんはとても陽気な人で日本語で話してくれるので英語が出来なくても大丈夫です。「サービスするからチップはずんで!」などと話してきます。洞窟の入り口の近くに料金を払う船がありそこで一人当たり13€(手漕ぎボート9€、入場料4€)払い洞窟の入り口に向かいました。朝早いためか殆ど待ち時間なしです。仰向けに寝そべるように言われます。狭い洞窟の入り口の壁にチェーンが張ってあり、船頭さんがそれにつかまり、波のいいタイミングで一気に中に入って行きました。

中は別世界で真っ青!海は透き通っていてサファイヤのように綺麗です。海底からブルーの照明を当てているのかと思うくらいでした。奥行きが50mほどある洞窟の中を、船頭さんがぐるぐる何周も回って、オーソレミオを歌います。カメラを取って2人の写真も撮ってくれました。午前9時26分、洞窟を出る時も仰向けになり、タイミングを見計らって一気に出ました。船頭さんへのチップは少し値切って2人分で8€払いました。私達はボートでここまで来ましたが、陸路で来た人がおりてくる階段が岩肌に張り付くようにありました。午前9時36分、洞窟の前を出発して午前9時52分、マリーナ・グランデに戻りました。0番の桟橋は私たちが出発したときっ違ってぎっしり人で埋まっていて大変そうでした。

高台のカプリ地区に向かうケーブルカー乗り場があったので登ってみようかとも迷いましたが、あとの予定を考えて早く帰った方がいいかもと思いました。ソレントへの帰りの便は午後1時台を予約していましたが、切符を一番早い午前11時20分に買い換えました。それでも時間があったので、桟橋の目の前のカフェ「Limoncello di Capri Café」に入って休憩しました。店先のジューサーの前には今まで見たことの無いくらい大きなレモンが置いてあったので、そのカプリ島名物のレモネードとカプチーノを注文しました。搾りたてのレモネードは爽やかで美味しかったです。

出航時間が近づいてきたので桟橋の列に並びましたが船がなかなか来ません。結局遅れてきて午前11時40分、ようやく乗船でき、ソレントに向けて出港しました。

乗船してすぐに携帯電話が鳴り、海外で誰から?と思いましたが、今夜泊まる予定のナポリのホテルから到着予定の確認の電話でした。

12時10分ソレント港に到着。帰りは市民広場に上がれるエレベーターを利用しました。エレベーターは船着場から海を背にして右に行きます。乗り口までは結構距離があり、途中、海側が海水浴場になっていて沢山の人が泳いでいました。エレベーターは一人0.2€でした。市民広場に上がると海の景色がとても綺麗でベスビオ山もみえました。

タッソ広場からコルソ通りに入ると来るときは無かった屋台が沢山出ていて賑やかでした。12時42分ソレント駅に到着。しばらく待って午後1時、電車に乗ってS.agnello駅に向かいます。電車には楽器を持った人たちが乗ってきて陽気な音楽を演奏し始めました。チップを集めていましたが私たちは一駅だったので集金前に降りました。午後1時40分、駅に到着してコルソ・イタリア通りを通ってホテルに向かいました。

午後1時30分、レンタカーでサンタニッツェロのホテルを出発。半島をSS163号で横切って反対側の海岸に出ました。海岸沿いの中腹に続く道(こちらもSS163号)はカーブが連続します。海岸側の塀が結構高く(安全でいいのですが)景色が見えにくいです。でも頻繁に展望エリアがあり止めて景色を楽しめました。午後2時12分、アマルフィ海岸で一番有名な景色のポジターノの丘に到着。SS163号沿いでポジターノの町の少し手前にある展望台です。車は数台止めるスペースがあり運良く止めることが出来ました。止められない人達が前後の道沿いに沢山路上駐車しています。入り口には大きなレモンなどのフルーツの屋台があり、レモンの絵柄のクロスなども売っていました。その向こうの展望台への階段を下りると眼下にポジターノの街と紺碧の海が広がっていました。入り江の崖に段々にびっしりと白壁の家が建ち並び、海には沢山の船が浮かんでいて本当にきれいでした。

午後2時50分、アマルフィの街に入りました。こちらも崖にびっしり家が建ち並んでいました。ヨットハーバーがあり、海水浴場も見え沢山のパラソルが整然と並んでいて人も多く賑やかそうです。山側の脇に入る道は殆どZTLで街中には行けません。やむなく通過してサレルノの手前で高速道路のS18号に入ってポンペイに向かいました。

ポンペイの少し手前のSAに立ち寄って、ポンペイの駐車場に午後4時37分到着。駐車場はインフォメーションやヴィッラ・ディ・ミイステリ駅の前の道をちょっと北に行った所にありました。ゲートを通過して木立の間に止めます。

切符売り場で切符を買って遺跡に向かいました。いきなり石畳の上り坂です。登りきると左側にアポロ神殿、右手にバジリカがあり途中で途切れていますが太い柱が整然と並んでいました。その先の左手にフォロの広場が広がっていました。フォロから東のメインストリートであるアッポンダンツァ通りを進みました。アッポンダンツァ通りなど東西に延びる道は水平ですが、南北の道は南に向かって下り坂になっています。

馬車道と歩道が分かれていて、馬車のワダチの幅に合わせて溝があり、横断歩道の代わりに飛び石が設置してありました。左側にあるスタビアーネ浴場は広い庭の周りに柱が並び、共同浴場や更衣室やプールなどあったようです。石膏で型を取った人型が展示してありました。さらに進んで右手のステファノの洗濯屋を見てヴェヌス(ヴィーナス)の家に向かおうと思いましたが、工事中で進めなかったので円形劇場側から回り込むことに。円形闘技場のそばまで行きましたが暑いし時間も遅くなってきたので中には入りませんでした。でも外観から見る限り、大きくて立派そうです。回り込んでヴィーナスの家の付近まで行きましたが、工事中なのか公開していないようだったので残念ですが諦めて秘儀荘に向かいます。全くの反対側なので遠いです。石畳なので歩きにくいのと、もう午後5時を過ぎているのに日差しがきつく日陰が無いので結構疲れました。歩きやすい靴と帽子、サングラス、特に飲み水は必要です。秘儀荘へはフォロからエルコラーノ門を通って行きました。

途中、広々としたフォロの周りには立派な柱が沢山立っていました。隣にレストハウス兼売店がありました。エルコラーノ門からは長い下り坂です。午後5時54分、ようやく秘儀荘に到着。頑張って歩いてきたのに修復中で正面に行けません。本当に残念!!横の窓の格子越しに中を覗いて、「ポンペイの赤」の絵をかろうじて見ることがでました。修復のために組まれている赤い鉄骨があってカメラのピントが合いにくく、写真も撮りにくかったです。隣に綺麗に色の残った壁画のある部屋があったのでそちらをじっくり見てきました。人物は描かれていませんでしたが赤や黄色が綺麗で蔦のような植物も書かれていました。

秘儀荘から帰る途中、作業用の出入り口がありました。ここから出られたら駐車場へショートカットできるのに…。帰りはフォロの広場の1本外側の通りを通って行くと、屋根つきの収納スペースがあり、発掘された沢山の壺や繊細な作りの彫像、石膏で型を取った人型など置かれていました。1900年前にこんな高度な文明があったのかと感心させられるとともに、噴火で一瞬に滅んでしまった恐ろしさも感じた遺跡でした。

出口はヴィーナスの神殿の端の階段から降りて行きます。園内地図を貰い忘れていたので入場口に戻ってみましたが、時間が遅いので切符売り場は閉まっていました。手前に円形の建物のインフォメーションがあったので聞いてみると地図を貰えました。

駐車場を出て道路を左に進み、秘儀荘の作業用入口の前をかすめてポンペイ遺跡を離れました。

午後7時半ごろ、もうじきダンテ広場というときにホテルの人からまた電話がありました。予定時間を少し過ぎていたからでしょう。ホテルの前あたりまで来て路肩に車を寄せるとまたタイミングよく電話を貰いました。ホテルの建物の前で待っていてくれるとのこと。分かりにくかったですが何とかホテルの人に会えました。彼女(オーナーかスタッフか分かりません)が歩いて先導して駐車場に案内してくれました。ダンテ広場前のトレド通りを南から北に向かってホテルの前を過ぎて次の路地のアッヴォカタ通りを左折して入り600mほど進むと左手に駐車場がありました。入り口にAUTSTAZIONELORYと書いてあります。1泊20€で支払いは現金のみとのこと。キーごと車を預けてホテルの人についてまた来た道を歩いてホテルに向かいました。彼女は途中、「荷物は肩から斜めにかけなくては危ない。あなたのやり方でOK!私みたいに片方の肩に掛けただけではひったくられるから」と言ってくれました。

午後7時半過ぎ「B&B Palazzo Ruffo di Bagnara」(パラッツオ・ルッフォ・ディ・バニャーラ)到着。ナポリは運転が荒いと聞いていましたが、流れに沿って行けば難しくはないと思いました。交通量も多く、クラクションを鳴らすバイクも多いですが、皆テキパキしてちゃんと周りを見て運転してくれるので事故になるような感じはありません。

ホテルはアッヴォカタ通りから広いトレド通りに出て南に3つ目の建物です。看板がないのでわかりにくいですがピンクと黄色の外観の建物で、門から入って中に行くと吹き抜けの空間があり、そこにあるエレベーターで3階(日本でいう4階)に上がります。乗り込んで扉を閉めて20セントコインを入れ、階数ボタンを押します。エレベーターを降りて右手にホテルの入口がありました。受付をして部屋に案内して貰いました。

建物は16世紀のものですが、中は綺麗に改装されていて部屋はとても広くておしゃれでした。部屋の窓からダンテ広場が一望でき、最高の眺めでした。 冷蔵庫があり、バスアメニティーもそろっていてドライヤーもありました。ただシャワーは洗濯機を置くスペースみたいな感じで、仕切りもカーテンも無いので周りに水を飛ばないように気を遣わなくてはいけませんでした。いくつもの鍵が付いた鍵束を貰い、入口の開け閉めの仕方を教えて貰いました。朝食は部屋のすぐ隣です。

ホテルの前に広がるダンテ広場は半円形の広い広場で中心に真っ白なダンテの像があり、後ろの建物は広場の形に合わせてアーチ状になっており、その上には20体以上の彫像が飾られています。夕日に照らされてとても綺麗でした。

 晩ご飯はスタッフが美味しいと勧めてくれた「ベッリーニ」(徒歩5分くらい)に行きました。ホテルの向かいにあるアルバ門(ポルタルバ)をくぐり少し歩くと正面に「ベッリーニ」がありました。午後8時半、混んでいるのではと思いましたがすぐに案内して貰えました。テラス席が良いか中がいいか聞かれましたが天気もいいのでテラス席にしました。

ベッリーニオリジナルの赤ワイン・デキャンタ(6€)とペスカトーレ・ピザ(7.5€)、スパゲティー・ボンゴレ(10€)、ミネラルウォーター(1.4€)を頼みました。ワインも飲みやすくて美味しく、ピザは薄い生地であさりと海老とイカ、タコ入りでトマトソースです。少々塩気がきつかったですがワインに合わせるとちょうどでとても美味しかったです。大きなアサリとトマトとイタリアンパセリのパスタもパセリがさわやかで美味しかったです。今晩の夕食は今回の旅行で一番美味しい食事でした。となりの席のお姉さんがピザの真ん中だけ先に食べていました。後で縁も食べましたが。食事中、生演奏があり席を回って来ました。演奏後チップを払いました。

食後レストランの前の通りを歩いてみました。若者たちがお店の前に集まってワイワイ騒いでいました。レストランの横のベッリ-ニ広場にも沢山の若者が出て賑やかでした。

午後9時50分ホテルに戻ろうとの建物の入り口に行くとの門が閉まっていました。大きな木の扉に小さな木戸があってそこを開けようと思い、貰った鍵束の中からどれが合うか探してモタモタしてると、イタリア人の一家が来てその中の奥さんが流暢な日本語で話しかけてきてくれました。奥さんが私たちの鍵束から合うカギを探して開けてくれました。以前、東京の下町で提灯を作るために弟子入りしていたとのことです!お子さんが一人車椅子だったため、全員はエレベーターに乗れなかったのですが、他の子どもさんたちは私たちが付く前に階段で上がって上で待っていました。彼女たちも同じホテルで玄関の鍵も開けてくれました。


7月17日(木)

 朝8時半、朝食を食べに隣にある食堂へ。こちらもダンテ広場の景色がとても綺麗に見えます。地下鉄の入口もすぐ近くに見えました。メニューはパン、パイ、シリアル、フルーツ、ジュース、などあり、カプチーノと大きなクロワッサンを持って来てくれてそれがとても美味しかったです。

午前9時半、チェックアウト(1泊1部屋72€)して駐車場へ。駐車場に着いてから、現金20ユーロを用意するのを忘れた事に気が付きました。ATMを探しにダンテ広場へ行きましたが機械が故障していたので店舗の中に行って窓口に並びましたが、カードでは下ろせないと言われ別のATMを探しに行き、ダンテ広場より300mくらい南に銀行を見つけてそこのATMでようやくキャッシング出来ました。結局駐車場に戻ったのは1時間後でした。

午前10時40分、20€を支払ってナポリ出発。マテーラに向かいます。

午後2時、マテーラの街に入りました。Via Don Giovanni Minzoniにある路上のパーキングメーターの駐車場に止めました。駐車券の発をしなくてはと見ていると、通りかかった人が、今の時間帯は無料だと教えてくれました。

ここからアスカーニオ・ペルシオ通り、コルソ通りと歩き、サン・フランチェスコ・ダッシジ教会の前を左に行くと小さなトンネルがあって「SASSI(サッシ)」と書いてあったのでくぐって階段を下りてみました。石畳が続き、両側にサッシ地区の建物が並んでいました。下り坂なのでこのままいくとビューポイントには行けないと思い、来た道を戻って通りがかりの人に聞いて教会の前のサン・フランチェスコ広場から南に向かい、ドメニコ・リドラ通りを進むと国立博物館に突き当たり、その左に展望台がありました。午後2時半です。眼下に世界遺産のサッシ地区のパノラマが広がり壮観です。雲一つない晴天の青と斜面にびっしり建ち並んだ石造りの洞窟住居の白さのコントラストが素敵です。右手奥にマドンナ・デ・イドリス教会も見えました。マテーラに行きたいと思ったきっかけの「ロケみつ」の沙季ちゃんも行った所です。

午後2時45分駐車場に戻り、アルベロベッロに向かいます

工事中の迂回のため、かなり遅れ
午後4時17分アルベロベッロの到着。ラルゴ・マルテロッタとブリガータ・レジーナ通りのクロスする広場に車を止めて景色の写真を撮って来ました。グレーのトンガリ屋根と白壁のトゥルッリが建ち並んでいてメルヘンの世界です。見えるかぎり全ての建物がトゥルッリです。ゆっくり見たかったのですがバーリからの列車に間に合わないとまずいので5分の滞在で街を離れました。

途中ガソリンスタンドでトイレ休憩してすぐに出発。午後5時23分、バーリの街に入りました。
ガソリンスタンドで満タン給油してレンタカーオフィスに向かいますが、カーナビの様子がまたおかしくなり、タッチしても反応しなくなりました。それでもコースを示していたのでそれに従って走り、目的地に到着。と思ったのですが、レンタカーのユーロップカーの緑の看板がありません。顔面蒼白です。通行人に聞きましたが分からないと言われ、とにかく右折を3回して筋違いの道に入ってみるとオフィスがあり、係の人が道に出て待っていてくれました。
到着と同時にカーナビの画面が真っ暗になり、本当に間一髪でした。
返却手続きをしてタクシーを呼んでもらって駅に向かいます。


午後5時50分、レンタカーオフィスを出発し、6時バーリ駅到着。6時5分ホームに到着。
フレッチャ・アルジェントが午後6時14分、到着。定刻6時17分に発車しました。
1号車のシート9Aと10Aで向かい合わせの二人席です。4人用の席もありました。
バーリからローマまで2人で68€(1等車、ネットでの早期購入のため格安)。
テーブルも結構大きくて、電源もありパソコンをおいて作業が出来てました。


バーリで乗車して暫くすると飲物とスナックのサービスがありその後、検札がありました。
落ち着いてから食堂車に向かいました。ハムやチーズを挟んだパン、コーヒーとフルーツ、もう一品よく分からないもののセットとパニーニで9€でした。食堂車にも4人掛け、2人掛けのテーブル席がありガラガラでした。味はほどほど、電車の中なので仕方ありません。車窓には牧草地が広がり、徐々に日が暮れて行きました。


午後10時25分頃ローマのテルミニ駅に到着しました。さすがローマの玄関口、この時間でもたくさんの人でごった返していてホームも沢山あり、色々な列車が止まっていました。駅舎のカフェテリアを抜けて近道して出てホテルに向かいました。

ローマでの宿は「ホテル・マックス」です。テルミニの駅舎から徒歩1分くらいで着き、夜遅くの到着でしたが賑やかで危険な感じは全くありませんでした。ホテルの明るい看板も出ていてすぐ見つかりました。帰りは空港行バスがさらに近くから出ているので本当に便利です。
このビルにはホテルが6つ入っていました。建物に入るとその辺にいた人がエレベーターの場所を教えてくれて、エレベーターが動くか見てくれました。「ホテル・マックス」は日本でいう4階(表示は3階)にありました。 フロントのスタッフはとても感じが良いです。24時間対応で大変親切でした。部屋は少々狭かったですが機能的に配置されていてTVや冷蔵庫もあり、バスタブもありました。シャワーヘッドも取り外せます。リンス以外のバスアメニティーもそろっていてドライヤーもました。ネットの口コミで書かれていた騒音やにおいなどは全く気になることなく問題ありませんでした。

近くには飲食店も結構あり、観光もテルミニ駅から地下鉄、トラム、バス路線がいろいろあって便利なホテルです。廊下にはモダンな絵が掛かっていました。

 

7月18日(金)

午前7時半前に朝食を食べに食堂に行きました。こじんまりした食堂ですがハム、チーズ、ヨーグルト、パン数種、ジュース3種、ミルク、ケーキ3種、フルーツポンチなどあり、カプチーノは持って来てくれました。

今日もいい天気です。テルミニ駅のインフォメーションに向かい
ローマパスを買いました。ひとり36€で3日目の24時まで有効。最初の見所2か所が無料になり、その他の美術館などは割引となります。地下鉄・バスなどの公共交通機関も無料になります。施設の入り口で別受付になっているので混雑している時は時間も節約できます。料金が高めのボルゲーゼ美術館とフォロロマーノ・コロッセオ・パラティーノ3か所セットの切符を無料にしようと思います。バチカンでは使えません。

地下鉄A線でバチカンに向かいました。バチカンの最寄りのオッタヴィアーノ駅で降りて一眼レフで写真を撮ろうとしてバッテリーを充電したまま入れ忘れたことに気が付き電池を買いましたが、アダプターが無いと使えないとわかり電池4本入りで5€、無駄使いしました。また他で使います。

バチカン美術館では一般客の入口は長蛇の列でしたが、予約しておいたのでまったく待たずに入れました。一人16€、事前予約でカード払い済です。中の左手のブースでチケットに交換して正面の階段を上がり、入場しました。カメラはフラッシュ無しなら(システィーナ礼拝堂以外は)撮ってもいいようです。

最初に絵画館(ピナコテカ)に入り最初にラファエロの「キリストの変容」を見ました。他に全く人がいなくてゆっくり見ることが出来ました。ダ・ヴィンチの「聖ヒエロニムス」などもありました。

次にピオクレメンティーノ美術館に行きました。ビーニャの中庭の「松かさの彫刻」は大きいので存在感があります。八角形の中庭に入ると「ヴェルヴェデーレのアポロ」や「ラオコーン」の像などがありとても力強く迫力があります。ミューズの間や円形の間、ギリシャ十字の間などにも沢山の彫刻がありどれも素晴らしい作品ばかりでした。

燭台のギャラリー、地図のギャラリー、タペストリーのギャラリーなどどこも豪華な展示で、天井画も素晴らしいのでどこを見たらいいか迷うくらいです。だんだん人が多くなってきて牛歩状態となり流れに合わせて進まなくてはいけません。

次はラファエロの間に向かいました。4つの部屋に分かれています。「コンスタンティヌスの間」にはコンスタンティヌス帝のミルヴォ橋の戦いや洗礼の絵があり、部屋中びっしり描かれていて圧倒されました。

署名の間はバチカンで一番見たかった「アテネの学堂」があります。中心にはダ・ヴィンチのプラトン、アリストテレスのミケランジェロが論議しながら歩いていて、手前にはもう一度ミケランジェロが登場しています。右端にはこちらを見つめるラファエロ本人、反対側には恋人のフォルナリーナも描かれていました。反対側の壁には「聖体の議論」、窓の上には「パルナッソス山」が描かれていてラファエロの絵をたっぷり観賞できました。ただ本当に人が多く、ツアーの引率の人が棒の先に布を付けて持っていて、絵を見るのに少々邪魔でした。

次に緩やかな階段になっている廊下を通ってシスティーナ礼拝堂に向かいました。こちらはフラッシュ無しでも撮影できません。こちらもすごい人です。警備員も写真を撮らないよう何度も注意していました。

ミケランジェロが4年間根を詰めて描きあげた礼拝堂は本当に重厚で素晴らしいです。ただ、少々暗かったのが残念でした。修復中の部分もありました。双眼鏡を持ってきたので天井の「アダムの創造」や「楽園追放」もじっくり見られました。正面の「最後の審判」は本当に迫力がありました。

午前10時10分、礼拝堂を出てクーポラに向かいます。5分ほど並びチケットを購入。エレベーターに乗ると一人7€で階段なら5€です。疲れていたのでエレベーターに乗りました。551段分をショートカット。テラスに出てそこからクーポラの中に入り階段を登りました。ここからは320段あるそう。途中、クーポラの中に入り、回廊を歩きました。ここはしっかり高い網が貼られていたので写真が撮りにくかったです。回廊の周りには大きな天使の顔のモザイクがありました。見上げるとクーポラの天井が近く、沢山の天使や聖人が描かれていました。見下ろすと大聖堂の聖ペテロの椅子などが見えました。

ここからまた階段を登ります。どんどん階段が狭くなっていきました。午前10時43分、頂上に到着。一気に眺望が開け、天気も良く気持ちいいです。クーポラの周りをぐるりと回れます。やはりサン・ピエトロ広場が見える場所が一番です。ガイドブックで良く見る丸い回廊に囲まれた広場です。回廊に沿って入場を待つ人の列が長く続いていました。

クーポラを後にし、階段を下りて中間のテラスまで来るとお土産屋さんがありました。ここからはまたエレベーターで下に降りました。出口は大聖堂の中に繋がっていて、外の大行列に並ばなくて済みました。大聖堂はさすがカトリックの総本山、広くて本当に豪華です。ベルニーニのブロンズの天蓋や聖人の像や墓、いくつもの礼拝堂などがありました。最後に有名なミケランジェロの「ピエタ」を見てサンピエトロ広場に出ました。

出て左手に赤・青・黄色の縦縞ストライプの制服を着てベレー帽をかぶったスイスの衛兵さんが2人立って警備していました。大聖堂の上には11使徒の像が立ち並んでいました。サンピエトロ広場の真ん中に向かいました。広場の真ん中には25mのオベリスクがすっくと立っていて、284本もの柱が並ぶ円形の回廊とその上に立つ140の聖像も素晴らしいです。広場の真ん中に行って柱が重なるところを見て写真を撮ろうとしましたが、手渡しするときにカメラを石畳の上に落としてしまいました。一眼レフの電池は忘れてくるしコンパクトデジカメは落として壊してしまうし散々です。とりあえず携帯で写真を撮りました。午前11時半、サン・ピエトロ広場を後にして、地下鉄のオッタヴィアーノ駅に向かい、テルミニ駅下車、いったんホテルへ一眼カメラの電池を取りに戻りました。また地下鉄でバルベリーニ駅まで行って116番のバスでボルゲーゼ美術館に向かいました。

ボルゲーゼ美術館は予約をしなくては見学できないので事前に電話予約しました。ネット予約するとクレジットカードでの引き落としになってローマパスの特典が使えなくなるので、現地支払の電話予約にしました。 

116番のバスは駅前から坂道を登り、ボルゲーゼ公園に入って森の中を走り美術館近くのロータリーまで行きます。午前10時半過ぎ、バスを降りて少し歩いて道の正面に立つボルゲーゼ美術館に行きました。

建物の正面にある半地下に続く階段を下りると右手に受付がありました。少し混んでいました。予約の時間を聞かれ、予約番号を伝えて代金を払ってチケットを貰いました。次に階段の反対側のカウンターで大きい荷物を預けてからもう一度外に出て、階段を登って入りました。1階は彫刻館、2階は絵画館とのこと。彫刻は「アポロとダフネ」や「プルートとプロセルピーナ」などベルニーニの作品が沢山あり、どの作品も本当に素晴らしいです。2階にはラファエロやティツィアーノの作品が沢山あって見ごたえがありました。彫刻や絵画だけでなく、壁や天井の装飾やフレスコ画も豪華でした。予約で人数を制限しているので混雑することなく、ゆっくり好きな作品を見ることが出来て良かったです。

午後2時20分、ボルゲーゼ美術館を出てバス停に向かいました。バスが来るまで売店で飲み物を買って木陰のベンチで休憩。また116番のバスでバルベリーニ駅まで戻りました。途中、バスはなぜか止まってしまいなかなか出発しませんでした。午後3時駅前に到着しました。朝からスケジュールを詰めてしまったのでここでようやくお昼ご飯を食べる事にしました。バス停から少し坂を上ったところの「グラン・カフェ・ローマ」というレストランのテラスへ。2人ともスパゲティーを注文しました。ポモドーロは美味しかったですが、カルボナーラの方はクリーミーではなかったので変な感じでしたがチーズの風味が効いて美味しかったです。本場の物は日本と違って生クリームを使わないと後で知りました。どちらも9.5€です。

バルベリーニ駅から地下鉄A線に乗りテルミニ駅でB1線に乗換え、午後4時15分コロッセオ駅で降りました。地下鉄の車両は落書きだらけでした。コロッセオ駅を降りると目の前にコロッセオがあり圧倒されます。まずはフォロロマーノに向かいました。駅に近い「聖なる道」の入口から入りました。ローマパス専用の入口があり、待ち時間なしでした。入ると直ぐに立派なティトゥスの凱旋門がありました。アーチの裏にもレリーフがあり、見ごたえがありました。周りには結構人がいましたが暑いので日陰で休んでいる人が多かったです。夕方なのに日差しがきつくて日傘が欲しいです。イタリアでは普通の日傘をさす人はいませんが、中国風のカラフルな紙でできた簡易な傘をさしている外人さんをときどき見かけました。ここも帽子と水は必携です。少し歩くと右手にアントニウスとファウスティーナの神殿があり、コリント式の高さ17mもある6本の柱がとても立派です。建物も綺麗な形で残っています。フォロロマーノは全体的に崩れてしまい柱などだけ残ったところが多いです。双子神の神殿やヴェスタの神殿なども柱だけ残っています。ティトゥスの凱旋門の反対側にあるゼヴェルスの凱旋門も立派でした。真ん中あたりにあるヴェスタの巫女の家は長方形の庭に巫女の像が並んでいました。頭の部分が欠けているのはキリスト教に改宗したためだそうです。

北側を見ると道路が高い位置にあって入場しなくてもフォロロマーノのほとんどを見渡せるようです。コロッセオとパラティーノの丘もセットの切符なのでいいですが。

ティトゥスの凱旋門まで戻り門の前から南に延びる坂道を上がるとパラティーノの丘です。パラティーノの丘からフォロロマーノを見下ろすポイントがあったのですが、修復中で縁に近寄れず少し引いた位置から眺めました。正面に大きなマクセンティウスのバジリカが見えました。

今日一日、ずいぶん歩いたので結構疲れてしまい、ファルネジアーニの庭園まで上がる体力がなく断念して、スタディオを見て出口に向かいました。途中のドゥムス・フラヴィアらしきところには紫の可愛い花が咲き乱れ、ピンクの花の咲いた木もありました。中央噴水の遺構にも紫の花が咲いていました。

楕円形のスタディオは見下ろす形で広がっていて綺麗に残っていました。スタディオから左手に向かっていくとコロッセオがよく見える所があり、記念写真にはいいスポットでした。少し戻って坂を下りて午後5時半、サン・グレゴーリオ通りの出口に着きました。通りを左に向かうと立派なコンスタンティヌス帝の凱旋門がありました。ローマ最大の凱旋門とのことで高さが28mあるそうで、レリーフや彫像も綺麗に残っています。

午後5時47分、コロッセオに入りました。チケット売場には長い列が出来ていましたが、ローマパスなので待たずに入れました。観客席の回廊は3層になっていて一番上の回廊まで登れば眺めがよかったのでしょうが、ここも疲れていたので2層目までにしました。それでも規模の大きさに圧倒されました。

外側は修復中のために一部足場が組まれていました。

地下鉄は階段の上り下りが多いので、帰りはバスに乗ってみようとコロッセオ駅の前のバス停でテルミニ駅行きを探しました。しばらく待って午後6時10分過ぎにテルミニ行きのバスが来たので乗りました。ベネチア広場、共和国広場前を通ってテルミニ駅のターミナルに着きました。次は猫がいるアルジェンティーナ広場に行きたかったので、ベネチア広場で降りて1ブロックほど歩けばよかったのですが、地理が今ひとつ分かっていなくて降りそびれてしまいました。テルミニ駅のバスターミナルで40番の急行に乗り換えてアルジェンティーナ広場で降りました。

この遺跡は捨てられたり傷付いたりした猫の保護施設になっていて猫たちが安心して住めるところです。広場は道路から一段低くなっていてあちこちに遺跡の大きな石が転がっていたり、折れた柱が倒れていたりしていました。まだ暑いせいか猫たちは遺跡の石や柱の上などで寝ていました。何匹かは遺跡の中を散歩していました。遺跡内に人は入れませんが、保護施設の横に少し降りられるところがあったので降りて猫の写真を撮りました。施設の入り口に看板が掛かっていて、保護施設に入れるのは午後4時半までだったようで門が閉まっていました。夏は暑いから遅い時間の方が活動的かと思って遅めに来たのですが、入れないのは残念でした。上から眺めると保護施設の中庭で猫が5~6匹、植木鉢の影やテーブルの上でのんびりとお昼寝していました。午後7時15分、またバスに乗ってテルミニ駅に戻ることにしました。来た時と反対側にあるバス停でバスに乗りました。

バスに乗って出発してからお尻のポケットに入れていた財布が無くなっていることに気が付きました。いつもなら絶対にお尻のポケットなどに入れないのに、疲れていてうっかり入れてしまっていました。バスに乗るとき満員で、自分たちの後で乗ってきた男の子が、「満員でドアが閉まらないから降りるわ」みたいな感じで降りて行きましたがその子が怪しいです。

財布には現金約3,000円とクレジットカードが1枚入っていたので、テルミニ駅に着いてすぐホテルに戻り、フロントで電話を借りてカード会社に電話しました。しかしローマのオフィスの営業時間が終わっていて繋がりませんでした。次に24時間対応の番号にかけるとフリーダイヤルではないとのこと。そこで日本の自宅にスカイプで連絡を取り(日本時間の午前3時)、日本の24時間対応の番号(フリーダイヤル)にかけて貰ってストップできました。旅行最終日で時間があまりなかったので警察への届け出はやめました。

ほっと一息ついて午後9時40分頃、テルミニ駅のバスターミナルからほど近い「フルヴィマーリ」というリストランテへ晩ご飯を食べに行きました。アンティチョークとサルティンボッカ、ポークグリルステーキなどを注文しました。サルティンボッカの味はまあまあ、アンティチョークは変わった味で今一つでした。テラス席で食べていた人の普通のサラダの方が美味しそうでした。

午後10時40分、レストランを出てテルミニ駅のスーパーに行きました。お土産に良さそうな小瓶のワインやケーキ、お土産のオリーブの実などを買いました。午後11時半ホテルに帰って休みました。

 

7月19日(土)

午前7時半、起きて窓の外を見ると道の向かい側にピザレストランがありました。歩道には露天商がお店の準備をしていました。 朝食を食べてから午前7時55分、ホテルを出てすぐ近くのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に行ってみました。朝早いのでほとんど人がいなくてゆっくり見られました。内部は真っ白な大理石の柱が並び、天窓の間のフレスコ画やモザイクも素晴らしいです。地下に降りる所があったのですが誰も入っていなくて入っていいかわからずパスしました。後でわかったのですが、キリストのかいば桶の木片が収められていたそうです。建物の右側にシスティーナ礼拝堂があったので入ってみました。真ん中に金色の祭壇があり、壁面のフレスコ画やレリーフ、クーポラのある天井の装飾も本当に素敵でどれだけ見ていても飽きません。

教会を出て向かいにあるスーパー「ズマ」(Sma)に行きました。テルミニ駅のスーパーより広いですが、地元の人向けで、お土産に向くものはテルミニ駅の方がいいかもしれません。それでもパスタの種類はこちらの方が多いです。自宅用にBartoliniのフィットチーネとBarillaの丸い細目のパスタを買い、他にオレンジの紅茶、ベリーの紅茶、トリュフチョコ、固形のスープの素などお土産に買いました。帰国してパスタを食べましたが、どちらももっちりして美味しかったです。オレンジの紅茶やスープの素も好評でした。ホテルに戻り、観光に出発する前に昨日買ったデザートを食べました。どちらもものすごく甘くてびっくりしました。トッピングしてあったチョコチップは美味しかったですが。ホテルをチェックアウトして荷物をフロントにあずかって貰って観光に向かいました。

テルミニ駅から地下鉄でスパーニャ駅に行き、スペイン広場に行きました。スペイン階段は観光客がいっぱいで賑やかでした。でも暑いのでみんな日陰に集まって休んでいました。それにスペイン階段の上にあるトリニタ・ディ・モンティ教会が修復中で景色が今一つです。

次に歩いてトレヴィの泉に向かいました。こちらも修復中!!こちらは完全に周りを囲って泉の水も抜いています。コインも投げられる状態ではありませんでした。頑張って投げている人もいましたが。かろうじて海馬とトリトンは見えました。背面のポーリ宮も全面修復中で、ほとんど見えませんでした。

 次はパンテオンに向かいました。コリント式の円柱が綺麗です。帰国日なので時間を気にして入りませんでしたが、ラファエロの墓もあり入場無料だったので入ればよかったと後悔しています。さらに西に歩いて午前11時55分頃ナヴォーナ広場に行きました。縦長の広い広場に3つの泉があります。北側がネプチューンの噴水、真ん中が四大河の噴水、南側がムーア人の噴水です。ネプチューンとムーア人の噴水も素敵ですが、やはり四大河の噴水は迫力があります。ベルニーニは今回の旅行に行くために調べて初めて知りましたがローマ中に沢山作品があってどれも躍動感があって素晴らしい彫刻家だと思いました。

12時14分、広場の南のビットリオ・エマヌエーレ通りに出てテルミニ駅行き(70、GIORITTI行き)のバスに乗りました。次のバス停はトゥレ・アルジェンティ―ナ広場でした。昼間なので猫の保護施設の入口の扉が開いているのが見えました。テルミニ駅に近づいてきてサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の前を通ったので気が付いて、12時35分、ホテルのすぐ近くのバス停で降りることが出来ました。

ホテルのフロントでスーツケースを受け取って、テルミニ駅の西の側面の空港行きのブルマン乗り場に行きました。徒歩1分くらいです。T.A.M FAST LINEと書いた看板の所にもうバスが来ていました。バスの切符はバスの前にいる赤い服の人から現金で買いました。一人たったの4€!荷物は自分で荷物室に入れます。バスは観光バスのようでシートのクッションも良い綺麗なバスでした。

午後1時テルミニ駅前出発、コロッセオの周りを半周し、カラカラ浴場の横を通り、イタロ(itaro)の駅前でしばらく停車しました。駅舎の中には「EATALY ROMA」というオシャレそうな店が入っていました。再出発すると赤い流線型のイタロの列車も見られました。午後1時50分フェミチーノ空港に到着。早く着いてしまったのでチェックインできず休憩できる席を探してしばらくウロウロし、何とか席が空いたので座って待ちました。

出発2時間前になったのでチェックインし出国手続きをしてから、ゲートに向かう途中にある税関の窓口でグッチの財布と書類を見せてスタンプを貰い、隣のグローバル・ブルーの窓口に行き還付金を貰いました。そのあとプライオリティーカードで入れるLE ANFORE (BUSINESS CLASS)LOUNGE(ラウンジ)で休憩しました。ゆったりしていて窓の部分にポルトベネーレの港のカラフルな建物の景色が一面に張ってありました。食事はサンドイッチ程度であまり沢山はありませんでした。飲み物はカウンターで作ってくれます。マッサージチェアーがあったので座ってみました。係の人が来て使い方を説明してくれました。旅の疲れが取れて気持ち良かったです。

出発時間が迫ってきたので出発ゲートに向かいました。途中免税店のエリアにはイタリアの高級ブランド店が並んでいてさすがイタリア、センスが良いです。

ゲートに着いて待っていましたが、午後7時5分出発予定が遅れていて20分ほど待たされました。ターキッシュ航空TK1864便にてイスタンブールに向かいます。黒の革張りのシートで、乗るとじきにお菓子のサービスがありました。美味しいロクムでした。食事はキョフテ(トルコ風ハンバーグ)が無くなったそうで選べずリガト-ニ(ショートパスタ)でした。チョコレートケーキは美味しかったです。2時間半弱のフライトでイスタンブールに到着。上空からの夜景が綺麗です。トルコ時間午後10時40分着。遅れは結構挽回してくれましたが、ラウンジが遠いのでそのまま乗継の出発ゲートに向かいました。

 

7月20日(日)

午前0時50分、ターキッシュ航空TK46便にて大阪に向けて出発しました。帰りもアメニティーが付いてきました。レトロな世界地図が描かれている缶の筆箱のようなケースに、靴下、アイマスク、歯ブラシ、リップクリーム、耳栓が入っていました。食事は今度こそキョフテ!付け合せはポテトグラタンと野菜のソテーで他にキュウリとヨーグルトのサラダ、茄子のサラダ、ハーブ入りホワイトチーズ、チーズケーキなどでした。今回もケーキは美味しかったです。トルコのTUBORGビールを飲みました。

日本到着前の食事はサーモンとチキンを一人ずつ取りました。どちらも美味しかったです。サーモンは最後の1個だったそう。デザートのチョコレートムースも美味しかったです。ターキッシュ航空のデザートは毎回美味しいです。

座席に電源があるのでパソコンで旅行記を少し書けました。モニター画面も結構大きく、映画ももちろんオンデマンド、いろいろ見られました。

日本時間、午後6時、関空に無事到着しました。ノアパーキングに連絡し、車を持って来て貰ってっ自宅に帰りました。

イタリアは世界遺産だらけで見所満載でした。今回の旅行で世界遺産でないのはパドヴァ(スクロヴェーニ礼拝堂)とカプリ島だけでした。まだまだ見たい所が沢山あってまたいつか行きたいと思いました。

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