パタゴニア&ブエノスアイレス旅行 2016年5月13日~2016年5月22日
  ドライブ1,615㎞<シボレー・コルサ>
心配していました風はほぼ無風、アマルガ湖の湖面も鏡のようでした。

チリ・パイネ ペホエ湖畔のホテル



                                チリ・パイネへ向かう国道(アルゼンチン)

    
    
    

ペリトモレノ氷河

アマルガ湖よりトーレス・デル・パイネとパイネ・グランデ

カプリ湖よりフィッツロイ山
①5/13 ターキッシュ航空イスタンブール経由
関西国際空港発21:30
  飛行時間12:49ターキッシュ航空
「ミヤザト・イン」

エル・カラファテにて日系人が経営しているホテル。
唯一日本語が通じるところです。
街中に近く、綺麗でアットホームな雰囲気のホテルです。

日本人も見かけず、英単語もなかなか通じない場所柄、アドバイスや情報収集を得るには貴重な存在です。
本当に助かりました。




<ドライブ>
あまりにも日の出が遅いのが誤算。 日の出前のため凍結道路の漆黒のダート道で国境超え。
最大の恐怖は、パンク。…下記工程の中のガソリンスタンドは計5か所のみ。
約200kmはダート、行き交う車両は極めて少ない。道を聞かなければ400kmダートとなるところでした。




②5/14

イスタンブール空港着4:35
イスタンブール空港発9:25
  飛行時間13:20ターキッシュ航空
ブエノスアイレス空港着21:35

<ブエノスアイレス>
ポサラ・デラ・アギーラス泊
③5/15 ブエノスアイレス空港発10:00
  飛行時間3:20アルゼンチン航空
エルカラファテ空港着13:20

ペリトモレノ氷河

<エルカラファテ>
オステリア アイネン泊
④5/16 ペリトモレノ氷河
 氷河トレッキング
 レンタカーオフィス(チリ入国書類)

<エルカラファテ>
オステリア アイネン泊
⑤5/17 エルカラファテ→パイネ

ラストーレス、サルトグランデ観光

<パイネ>
オステリア ペホエ泊
⑥5/18
パイネ→エルカラファテ
 ガソリン、スーパーで食料調達(夜・朝分)、両替
 エルカラファテ→エルチャルテン
<エルチャルテン>
アニタズ ハウス泊
⑦5/19 カプリ湖トレッキング
エルチャルテン→エルカラファテ
エルカラファテ空港
エルカラファテ空港発17:50
ブエノスアイレス空港着20:45

<ブエノスアイレス>
NHブエノスアイレスラティーノ泊
⑧5/20 カフェ・トルトーニ→ホテルチェックアウト→書店→レコレータ墓地
→カミニート地区(タンゴを見ながら食事)→買い物
ブエノスアイレス空港発23:10
⑨5/21 イスタンブール空港着22:10
⑩5/22 イスタンブール空港発1:35
関西国際空港着18:40

アルゼンチン・チリ国境の緩衝地帯 

 ブエノスアイレス:カフェ・トルトーニ    

レンタカー国境通過資料
両国の入出国印が必要
  レンタカー:シボレーコルサクラシック
早朝は氷点下
レストラン
ドンピチョン ホテルから徒歩1分。高台になっていて町を見下ろすロケーションです。雰囲気のいいお店で奥では豚の丸焼きや牛肉などの炭火焼をしているのが見えました。リブアイステーキと骨つきリブ、赤ワイン、白ワイン、シェフサラダ、水を注文しました。パンが2種類ついてきます。ワインは両方とも飲みやすいです。味に深みがあり後味もいいです。シェフサラダには自分でオリーブオイルとバルサミコ酢をかけます。マッシュルーム、トマト、レタス、チーズと胡麻のような黒い粒がかかっています。とても美味しいです。お肉の焼き加減はミディアムで頼みました。リブアイステーキは分厚くて炭火焼の香ばしさもありとても美味しかったです。骨つきリブも美味しかったです。ニンニクとオリーブオイルとハーブのソースをつけると更に味わいがアップしました。
 他のお客さんは殆どみんなコンロ付きのグリル焼きです。セットになっていて量が多いのであきらめました。テーブルでアツアツが食べられて良さそうです。
 レシートにはサービス料が入っていないのでレシート分707ペソをカード払い、サービス料70ペソを現金で払いました。
La Lechuza Pizzas

車は5月1日通りの店から見えるところに路上駐車しました。エル・カラファテではみんな路上駐車しているようです。ここでも犬がいてガラス越しにこっちを見ています。

エンパナーダ2種とピザとサラダを注文しました。エンパナーダはモッツァレラチーズとハムの物とミートソース。チーズとハム入りが特に美味しかったです。皮もサクサクしておいしいです。サラダはメニュー表の一番上のお勧めになっているものを頼みました。キャベツ、レタス、ニンジンの細切りにサウザンアイランドっぽいドレッシングがかかっていてその上にチキンがのっていて更にトマトソースがかかっていました。すごく美味しい!ですが量が多い!ここまでで結構おなかが膨れてしまいました。

ピザはモッツァレラチーズとプロシュート。店員さんに大きさを聞いて大(グランド、2人分)を頼んだのですがほんとに大きい!!スモールにすべきでした。でも美味しいです。結局半分も食べられず、持ち帰りを頼むと宅配ピザの入れ物に入れてくれました。料理を待っている間にテイクアウトのお客さんも取りに来ていました。支払いはカードで472ペソ、チップは現金のみ可で50ペソ。ホテルに帰って後で生地を残して具だけ食べました。

オステリア ペオエ
カフェ・トルトーニ

店内はゆったりしていて、壁に沢山の絵画が掛けられ、天井のステンドグラスもシャンデリアとても素敵です。大きな柱が並んでいて天上に接するところのレリーフも芸術的です。

「トスト・スペシャル・トルトーニ」を注文しました。ハムとチーズとトマトを挟んだトーストが4枚、コーヒー、小さいアーモンドクッキー2個がセットになっていました。パンがサクサクしていてチーズもトマトもいい味です。でも朝から食べるには4枚は多かったので2人で1セットにすればよかったと思いました。コーヒーは少しビターですが美味しいです。店の真ん中にはカウンターがあって夜にはバーになるようで沢山のアルコールが並んでいました。店の奥にはステージのある部屋があり、ここで夜はタンゴが見れるのでしょうか。支払いはカードで282ペソ、チップ込みです。

LA VIEJA ROTISERIA ずっとタンゴを踊っていてお客さんもたくさん入っていました。こちらは交渉するとカード払いOKとのこと。写真付きのメニューがあり牛ステーキ(195ペソ)とよくわからないメニュー(結局モツでした)とビールと水を注文しました。パンと前菜らしきものが出ました。前菜は茄子のようで微妙な味です。ステーキはお肉のみで付け合わせ無しですが美味しかったです。アルゼンチンはほんとに牛肉が安くて美味しいです!モツの料理はまあまあでした。チップ込みで545ペソでした。
自炊 買ってきたマテ茶を入れて一服。飛行機の食事についていた塩コショウ、バターで、エル・カラファテのスーパーで買った牛肉のステーキを焼きました。メチャクチャ美味しいです!!2種類(100ℊ158円位と143円位)とほんとに安いですがどちらも美味しいです。パンとビールで頂きました。フライパンはちょっとへたり気味でしたが何とか焼けました。 
ホテル
ポサラ・デラ・アギーラス
夜間早朝でもブエノスアイレス国際空港までの送迎サービスがあるので、非常に便利です。
部屋は2階にあり階段で上がります。アメニティーは石鹸、シャンプー、リンスがありました。ドライヤーがなかったのでフロントに借りに行きましたがもう出払っているとの事でした。
洗面所の水道管から水が漏れているようで、床が水浸しになりちょっと面倒でした。
オステリア アイネン
街のメインストリートからは少し離れた所にありました。私たちはレンタカーでの利用でしたので良かったですが、坂道を登らなくてはいけないので車の無い人は少し不便だと思います。
前の道はダートです。犬2匹が入り口にいてどうしようかと思いましたが吠えるのは最初だけで後は大人しかったです。
入り口が狭く、車を道沿いに止めて入ります。庭は緑がいっぱいです。チェックインしてスーパーマーケットやガソリンスタンド、お勧めのレストランの場所を教えてもらいました。ロビーはソファーもゆったりあり、同じフロアの右半分が朝食用のスペースになっています。木造で天井も木で組んであっていい感じです。部屋は1階1号室です。部屋も木造でとても雰囲気がいいです。暖房はオイルヒーターなので自然な温かさです。アメニティーはシャンプーと石鹸、シャワーは壁に据え付けられているタイプ、ドライヤーもあります。
オステリア ペホエ

ホテルへは人がやっとすれ違えるくらいの細い木の橋でつながっています。木の板の上をガタガタ言わせながらスーツケースを引きずって渡りました。島は緑がいっぱいで、右手にフロントとレストランの建物がありました。左側に客室棟があります。

チェックインして客室へ。部屋はパイネ・グランデの反対側でしたが湖に面していて雰囲気のいい出窓からの景色が綺麗でした。

 荷物を置いて暗くなる前に写真を撮ろうと出かけました。レストラン横の庭からの景色は正面左にパイネ・グランデ、右にパイネの角が夕日に照らされて本当に綺麗でした。橋を渡り、車に乗って156号線を200mほど南に進んだところの左に駐車スペースがあり、車を止めて湖畔を見下ろすと、湖の中の小島に建つホテルと静かなペホエ湖、その向こうにパイネ・グランデやパイネの角などの峰々がそびえていて、ガイドブックで見る景色そのものでした。日が沈む前にこの景色が見られて本当に良かったです。
ラウンジはゆったりしていていい感じですが、Wi-Fiはパスワードを入れても繋がりません。フロントに言うとルーターをチェックしていましたが、結局滞在中一度も繋がりませんでした。
カード支払いで155ドルです。ペソよりドルの方が率がいいのでドル払いに。外国人は税不要です。
バスルームは下水管の臭いでしょうか少し臭かったです。バスタブ付きで、石鹸、シャンプー、シャンプーハットがあり、ドライヤーもありました。

アニタズ ハウス

道沿いに看板がありますが、建物は少し奥まっていました。前は空き地になっていて空き地の奥にオーナーの家があり、その左手に2階建てのゲストハウスがありました。その1階全体が私たちの部屋です。オーナー(奥さん)と一緒に部屋に入って奥さんが電気のスイッチを入れますが電気が付きません。丁度町中停電してしまったところでした。10分待ってとのこと。本当に10分ほどで回復しました。オーナーは明るい気さくな方でご夫婦と娘さんが母屋に住んでおられるようです。荷物を入れて、オーナーの指示に従って車を路上駐車します。
入ったところの部屋がダイニングキッチンでシングルベッドがひとつとダイニングテーブル(4~5人掛け)、小さめのテーブルとイス、TV、キッチンがあります。右手にバスルーム(バスタブなし、ドライヤーあり、シャワーは固定式)、奥にベッドルームがあり、ダブルベッドとシングルべッドがあって、合計4人泊まれます。アメニティーはシャンプー、コンディショナー、石鹸がありました。

キッチンは4つ口コンロ(マッチで点けます)、ガスオーブン、小さめのシンク、電子レンジ、トースター、冷蔵庫があり、カウンターとシンク下に、キッチン用品・食器も一通りあって充実していました。洗剤、スポンジ、布巾もありました。カウンターの角にはインスタントコーヒー、砂糖、紅茶のティーパックも。
キッチンのボイラーをいじっていったん火種を消してしまいました。オーナーに来てもらうとボイラーはシャワーのも兼ねていて火種が常時点いているので触らないでとの事。

Wi-Fiはフリーですが遅く、何とか文章中心の軽いページだけ繋がりました。
部屋は広いせいか暖房(オイルヒーター)が追い付かないようで肌寒かったです。パーカーなど羽織るものがあるといいです。

NH ブエノスアイレス ラティーノ

 NHブエノスアイレス ラティーノはオベリスクから200mと、にぎやかな地域にありました。ホテルに着くとドアマンがいて回転ドアをサポートして通してくれました。フロントも広くてきれいです。チェックインでは2人とも宿泊カードを書きました。普通はだいたい一人記入ですが。部屋は2階(日本では3階。フロントはGフロア)。部屋は白を基調に広々していて清潔感があります。ダブルベッドと一人用テーブルとイス、コンセントは3か所挿し口があり充電に便利です。

 窓際に丸テーブルとソファー1つずつ、冷蔵庫と薄型TV、クローゼットの中にセーフティーボックスがありました。バスルームにはバスタブがあり、シャワーは壁に固定式で、ドライヤー、アメニティー(石鹸、シャンプー、コンディショナー、ローション)、フェイスタオル、バスタオルがありました。

エレベーターは上がるときは良かったのですが、降りるとき2階のフロアで下矢印を押しても全く反応しません。仕方なく一旦上がるを押してのぼりのエレベーターに乗ってGを押してグランドフロアに行きました。フロントに聞くとエレベーターは修理の依頼中とのことでした。
Wi-Fiは快適でした。


5月13日(金)

自宅を午後5時50分出発。関空午後6時55分島着。ノアパーキングの人に車を預けました。屋根付き保管で9,000円。

Cカウンターのターキッシュエアラインにチェックイン。
出国手続きをして大韓航空のラウンジをプライオリティーパスで利用します。カップヌードルミニ、ミニどんべい、スープ、おにぎり3種、クロワッサンなどあります。バランタイン17年、柿の種、コーヒー、紅茶、ジュース類などありました。広々していてソファーもゆったりしています。人もまばらです。

午後8時、ラウンジを出てゲートへ向かいました。乗客は少なく後ろの席も空いています。エコノミーの一番前で足元も広いです。少し早めの出発。12時間49分のフライトです。ロクムが出ました。食事はチキンか魚です。メインはまあまあです。デザートとパンがおいしかったです。他に好きな時におにぎりやチーズなど頼めます。

映画は「MARTIAN」マッドデイモン主演、スターウォーズ。エピソードⅦ」「ザ・フィネスト・アワーズ」「ザ・ファイブ・ウェーブ」「クリード」「アンクル」など見ました。けっこう日本語吹替えの種類が多いです。

朝食はオムレツと魚の選択ですが2人ともオムレツにしました。オムレツもパンも美味しかったです。

5月14日(土)

午前4時35分、イスタンブールに到着。プライオリティーパスで入れるラウンジが3か所あります。
コンフォートラウンジは人がいっぱいだったので向かいのHSBCラウンジに行きましたが、食事があまり充実していないので地下1階のプライムクラスラウンジに移動しました。
バナナやプラム、クロワッサン、スティックパン、オリーブ、サラダ、チーズ、菓子パン、トマト料理、スクランブルエッグなどあります。ドリンクも一通りありました。席もゆったりしたソファー席が沢山あり、充電もできます。テーブル席も結構あり、奥にバーカウンターもありました。トイレは4か所、シャワーも2か所あります。ソファー席で充電しながらネットをつなぎます。

午前7時45分頃もうTK0015便がGO TO GATEになっていたので、ゲートに向かいました。一番遠いですがボーディングブリッジでの搭乗でした。後ろから3列目で2人席なので気楽です。サンパウロ経由ブエノスアイレス行きです。

 午前9時58分出発、途中のサンパウロまで13時間20分かかります。フットレストがあり、アメニティーも貰えます。映画はさっきと同じで続きも見られます。エーゲ海の上を飛び、アフリカ大陸に入ってサハラ砂漠の上空を通ります。

食事はチキンかビーフを選びます。ビーフはトルコのキョフテです。パンはトルコらしいパンで美味しかったのですがデザートのムースは甘すぎました。
2回目の食事はパスタ(マカロニ)、トマトペースト、煮豆、イチゴのムースなどです。

サンパウロ到着。いったん機内の棚の荷物を降ろすように言われました。降ろさない乗客もいてフライトアテンダントさんが一つ一つ誰のものか聞いていました。食事のカートが入れ替えられ、フライトアテンダントさんも入れ替わり、清掃が入りました。毛布やごみの回収をして掃除機をかけていきました。

午後5時55分再出発。サンパウロまではほぼ満席でしたが、けっこう空席ができました。2時間31分のフライトです。食事はビーフかトルティーヤ。前の食事から4時間ほどしか経っていないので、あまり食べられません。牛肉は、一口目は美味しいですが結構ボソボソしていました。トルティーヤはもちもちで美味しいです。ココナッツケーキもおいしかったです。

午後9時30分、ブエノスアイレスに到着。
空港内のアルゼンチン銀行で200ドルを2660ペソに両替しました。

ホテルに迎えの依頼の電話をしようと公衆電話で掛けますが上手くいきません。空港内の電話コーナーで無事ホテルへ連絡できました。支払いは3ペソ。
建物を出たところにお迎えに来てもらい出発。高速を使って45分ほどでホテルに着きました。

フロントに行きチェックイン。フロントの人はダニエルという人で、自分の名前を日本語で書いてほしいとのこと。漢字の当て字2種類、カタカナ、平仮名で書いてあげるととても喜んで、早速フェイスブックに載せていました。

5月15日(日)

朝食はフロント横の食堂で7時から。パン、菓子パン、シリアル、飲むヨーグルト、フルーツバスケット、オレンジジュース、コーヒー、紅茶などありました。

午前7時40分、チェックアウト。103.3ドル+税金25%でした。カード払いで1,800ペソ。
午前7時45分、空港まで送ってもらいました。
アルゼンチン航空にチェックイン。スーツケースを測ってもらうと両方14.5キロ(アルゼンチン航空国内線の機内預入は15キロまで)。係員さんに「パーフェクト」と言ってもらいました。ジャスコで買った計りが大活躍です。(手荷物は5キロまで)
空港内はフリーWi-fiでラインやスカイプもできました。

午前9時50分搭乗。少し空席がありました。中国人の団体がいてツアコンさんがついていました。
3時間20分のフライト。日本から乗っている時間の合計32時間!!テレビのモニターもなくシンプル。ハムとチーズの薄いサンドイッチと飲み物と小さめのエンゼルパイのような菓子のサービスがありました。

ずっと雲海が広がっています。カラファテが近づくと雲の上にアンデス山脈が見えてきました。フィッツロイも見えました。定刻より10分ほど早く到着。スーツケースを取って出るとすぐ右にハーツのオフィスがありました。

レンタカー手続きに結構時間がかかりました。貸し出しの料金は615ドル(9,550ペソくらい)でギャランティー(デポジット)が1,250ペソ。空港のすぐ前の駐車場に行きスペアタイヤやチェーンなどの説明を受けます。車はグレーのシボレーです。
カーナビとドラレコを付けようとシガーライターにソケットを指しますがぐらぐらして合いません。紙を折って刺し口に差し込んで固定しました。

午後2時15分空港を出発。トリップメーターは79070km。分かりやすい道です。天気もマシになってきました。
午後2時45分ホテル・アイネンに到着。

先ずは日が暮れる前にペリトモレノ氷河に向かいます。街のメインストリートを抜けて更に西に向かって走ります。郊外の湖にフラミンゴがいました。今日は急ぐので明日ゆっくり見に行こうと思います。山の木々が紅葉していますが終わりかけで少しくすんでいます。国立公園の入り口に午後4時少し前に到着。公園は午後7時まで空いていますが入園は4時までとのこと。ギリギリで間に合いました。一人330ペソです。現金払い(カードは使えません)でパンフレットを貰って出発。南極ブナの紅葉が綺麗です。途中の道から氷河が見えました。展望台もありますが、日が暮れる前に氷河の目の前に行く方がいいので走ります。

展望台の駐車場に到着。売店は火災にあったようで焼け焦げた骨組みが残っています。遊歩道を下りていくと先ずは1つ目の展望台があり、氷河が見えました。来る途中、雨もぱらついていたのに、だんだん雲が晴れてきて日が差しています。運がいいです。ここから左右に遊歩道が続き、更に何カ所かに分岐していてどこを降りるか迷いますが、だいたいのルートは氷河の目の前にある展望台に続いています。ずっと階段が続くので帰りが怖いですが。
 目の前に180度近くの氷河の絶景が広がっていて感動します。高さ70メートル、幅5キロ!氷河の奥の方まで綺麗に見渡せました。壁面の沢山の割れ目が真っ青で綺麗です。時々キシキシと音がするので暫く待ちますが崩落は見られませんでした。遠くの方で崩壊の音は聞こえるのですが。夕日がだんだん傾いて来たので階段を上って帰ることに。

 駐車場のすぐ脇の木を親子連れが見ていたので、何か?と見るとキツツキです!初めて見ました。3羽のキツツキがトントントントン木をつつきながら幹を登っていきます。側まで行っても逃げないのでジックリ見る事ができました。トサカが赤くて大きさも想像していたより大きいです。
 車に乗って出発しようとすると目の前に一匹のキツネが出てきました。
 帰る途中だんだん暗くなりゲートを通過する頃はすっかり日が暮れていました。
 途中でドライバー暫く交代。街に戻ってメインストリートのやや西にあるガソリンスタンドで給油。17.29リッター入って270ペソ(2,160円くらい)でした。午後7時10分、街の東の入り口近くのスーパーSupermercado La Anónimaに寄って買い物します。路上駐車はOKらしくて沢山の車が止まっています。結構品数豊富です。ポテトチップス(14.6ペソ)、ビール(21.4ペソ)、飲むヨーグルト(12.04ペソ)、明日の氷河トレッキングの時用のサンドイッチ(32.03ペソ)などを買いました。

夕食はホテルの人に勧めてもらった「ドンピチョン」に行きました。

5月16日(月)

今日はペリトモレノ氷河ミニトレッキングです。
朝食はパン、シリアル、チーズ、リンゴ、オレンジジュース、飲むヨーグルト、ミルク、コーヒー、マテ茶や紅茶のティーパック、マカロンの様なお菓子などありました。

日の出は午前9時頃。まだ暗い午前8時頃ホテルを出発。公園入り口に8時45分に到着。入園は8時からOKです。今日の分の入園料を払って道を進みます。私たちの前に一台車がいましたが、支払いをしていない様なので多分公園関係者でしょう。入場券の2日券は無いそうです。「トイレはありますか」と聞くと3キロ先とのこと。ちょうど3キロ先のキャンプサイトの建物に行ってみたが鍵が掛かっていました。その先の氷河ツアーの船着場もまだ暗くて無人です。トイレはありましたがクローズでした。

展望台に向かう道路がキラキラ光っていて綺麗!と思ったら凍結していました。クネクネ道で危険。慎重に行きます。展望台の駐車場に行くと濃い霧に包まれていました。観光バスが止まっていて中国人の団体さんがいました。やはりトイレは無いし景色も多分見えないと思うので船着場に戻ります。まだトイレはクローズのまま。インフォメーションで聞くと上のトイレは使えなくて、船の中しか無いとのこと。ミニトレッキングは左の5番の桟橋に止まっている船とのこと。

桟橋の前に行って受付をしました。リストを見ると私たちの名前だけ黄色いマーカーが引いてありました。他の参加者は全員カラファテからのツアーの様です。確かに駐車場には私たちの車しかありません。他は大型バスや旅行社のピックアップバスです。乗船は定刻(午前9時45分)開始。
船尾にあるトイレを借りてから船の1階の中へ。暖かいです。ガイドさんから今日のツアーの説明がありました。
空には雲が低く垂れ込めていて2階のデッキに上がると風が冷たいです。ダウンのコートや手袋、帽子が必要です。氷河の壁面がきれいにみえました。氷河から少し離れた対岸に到着。岩場の船着場に上陸しました。
ここで英語グループとスペイン語グループに分かれてガイドさんの説明を聞きました。
 英語グループのガイドさんはマルコスさん。ついていかないといけないので顔を覚えます。上の方にある建物でトイレ休憩。薪の暖炉が焚いてあり暖かです。荷物棚があり貴重品でなければ置いて行ってもいいようです。再出発は行くよー!っていう感じでバラバラとスタート。置いて行かれないように注意です。森の中の木の遊歩道を歩いて行きました。

紅葉が綺麗で倒木に苔が生えていて芸術的です。しばらく歩いて階段を降り、砂地で氷河について説明を受けます。途中、マルコスさんがきしみ音を聴いて指をさしました。そこから崩落し、少し遅れてゴーっていう大きな音がしました。ようやく待望の氷河の崩落を見れました‼︎ビデオも撮れました。次に氷河の先端まで行って記念撮影タイム。ここから岩場を登って岩場の小屋で一人ずつアイゼンを付けてもらいました。足にアイゼンが引っかかってからないように左右に開いて歩き、氷の上ではザクザクとしっかり踏みしめて歩くように言われます。
マルコスさんについて一列になって歩き始めました。氷の上を歩きツルツルの坂を登り、危なそうな所はガイドさんが足で踏んだりピッケルで氷を割ってチェック。マルコスさんの後をついて氷を登っていきました。

クレバスは真っ青でとても綺麗です!ところどころポイントで写真タイムを取ってくれました。女性のガイドさんもいて後ろからついてきてサポートしてくれます。後半は下りになって広い場所に出ると木箱とテーブルが置いてあり、ここで休憩です。

「そこのジャパニーズ、ちょっと手伝って」という感じに声を掛けられ、運ぶお手伝いしました。マルコスさんたちが箱からウイスキーとチョコを取り出し、グラスに氷をざらざらと入れ、ウイスキーを注ぎみんなにチョコと一緒に配ってくれました。氷が透き通っていて綺麗です。冷たくて美味しい!BONOBONというチョコも美味しかったです。

氷河を下りて後は各自アイゼンを外して森を通って最初に休憩した建物に戻るようにとのこと。各自食事をして2時に乗船とのこと。

小屋でアイゼンを外して森に向かって歩き始めると、マルコスさんがスマホを忘れてないかと言っています。私でした!慌てて走って取りに戻りました。他の女性のお客さんも携帯を持って走ってきてくれました。アイゼンを外すときに置き忘れていました。

来た時より山側の森の遊歩道を歩きます。紅葉が綺麗で静かでとても雰囲気がいいです。途中で来た時の道と合流しました。氷河の方を見ると霧で見えなくなっていました。

午後1時10分、小屋に到着。トイレ休憩と食事タイム。昨日スーパーで買ってきたサンドイッチと飲み物を食べました。

午後1時50分、船が来て乗船。午後2時出航。氷河の前に近づいてくれますが、ちょっと霞んでいました。船が出発地点に到着し下船。駐車場を見ると乗用車はうちの車以外にあと1台いるだけでした。駐車場に向かって歩いているときの柵の上に結構大きい鳥が止まっていました。インフォメーションのお姉さんが、クッキーが好きな鳥ですよと教えてくれました。丁度持っていたクラッカーを割って投げてやると喜んでついばんでいました。

船着き場の駐車場を出発して氷河の展望台に向かいました。一緒の船のツアーの人たちもバスで到着。ほとんど同時に展望台へ。下の展望台に降りますがやはり霧が垂れ込めていて氷河の壁面は見えますが上の面は全く見えませんでした。昨日良い景色を見れたのでほどほどにしてエル・カラファテに帰ります。

エル・カラファテのアルヘンティーノ湖にいるフラミンゴを見に行きます。街の手前で左に逸れると道端に馬がいました。近くに乗馬の施設があったのでそこの馬でしょうか、放し飼いです。向こうにフラミンゴが沢山いる水際まで歩いて行きたかったのですが馬がいるのでやめてもう少し街に向って湖沿いを走ると道路からすぐの所にいるフラミンゴを見ることができました。結構いて、ピンク色でとても綺麗です。白鳥やカモも沢山いました。ただ、水に頭を突っ込んで餌を必死に食べているので写真を撮るタイミングが難しいです。

予約した時間より早いですが通り道なので国境通過のための書類を貰いにハーツレンタカーの街中のオフィスに寄ってみました。鍵がかかっていて誰もいません。

いったんホテルに戻りました。明るいうちに庭などの写真を撮りました。再出発してハーツのオフィスへ。
今度は約束の5時なのでちゃんと開いていて人がいました。書類を作ってもらいました。
国境で計4か所スタンプを押してもらって車の返却時に空港のオフィスで書類も返却してくださいとのこと。ルートの相談をすると40号は途中道が悪いのでエスペランザ経由で行くと道が良くて所要時間も同じだと勧めてくれました。チェーンの装着の仕方も説明してくれました。タイヤの空気が少ない気がして心配だったので聞くと一緒に車のところまできて点検してくれてOKとのこと。これで安心して走れます。

夕食はリベルタドール大通りと5月10日通り(街の真ん中あたり)の左手角にある「La Lechuza Pizzas」というピザ店に行きました。
午後7時45分、スーパーで買い物をして午後7時51分、YPFのガソリンスタンドで給油(190.19ペソ)。ホテルに戻ってシャワーを浴びて休みました。

5月17日(火)

朝食を食べてチェックアウト。支払いはカードも使えますが、現金で支払うと10%OFFになるとのことでドルで払いました。おつりはペソです。
まだ暗い午前8時8分にホテルを出発。トリップメーターは79448。11号線を進み、空港への分岐点を8時26分(79448)通過。チャルテンとの分岐点8時38分(79463)通過して道なりに40号線へ。霧がすごくて視界が悪いです。上り坂が続きましたが雲海の上に出ると視界が開け、8時50分、朝焼けがとても綺麗です。

午前9時日の出。グアナゴがいました。午前9時29分(79526)タビアイケ方向(40号線)とエスペランザ方向(5号線)の分岐点でハーツの人に教えてもらった通り左側の舗装してあるエスペランザ方向に進みます。タビアイケ方向はワダチも深く結構ひどいダートです。エスペランザ午前10時14分(79594)大きい交差点で右折して7号線でタビアイケ方向に向かいます。制限速度は110k/hしばらく走るとパイネグランデとトーレスデルパイネが見えてきました。
午前11時17分(79674)タビアイケで道の左手の小さなガソリンスタンドに入りました。丁度ダートの40号線と合流する地点です。初め無人かと思いましたが、ちょっと待っていると隣の建物からおじさんが出てきて給油してくれました。ここでもワンちゃんのちょっと手荒な歓迎。飛びつかれて服にもかばんにも泥が~!じきに大人しくなって敷地の端っこに行ってくつろいでいました。領収書なし、アルゼンチンペソの現金払いのみで2600ペソ。ドルも使えません。周りには道の向かいに建物が一軒あるのみでずっと平原が広がっています。ここから道は40号線になりますがじきに40号線がダートになるので道なりに左の舗装道を進みます。午前11時48分、右手に水色の縦長のパタゴニア各地にあるちょっとおしゃれな看板(reginon patagonia と書いてある)がありチリとの国境、カンシャカレーラ方向へ右折。ここからダートです。12時01分、アルゼンチン側の国境カンシャカレーラに到着。簡易なゲート(簡単に突破できそう)があって、左手に国境審査の建物がありました。反対側から来た先客の車が一台あります。建物に入ってまず右の窓口でパスポートチェック。パイネに行くのかと聞かれました。次に左の窓口に行ってレンタカーの書類に判を押してもらいました。係員が車を見に出てくる事もなく、12時13分、ゲートの開いている所を通って出発。先客のアルゼンチンに向かう車が出発しようとすると放し飼いの犬が通せんぼをして困っていました。緩衝地帯は約8キロです。両側は牧場になっていてヒツジなどがいます。

12時30分チリ側のセロ・カスティーロの国境ゲートに到着。こちらのゲートはしっかりしています。ゲート前に車を止めて右手の建物に入りました。フロアには手荷物検査の機械もありましたが、使っていませんでした。まず左側の窓口でパスポートチェック。貰ったレシートは出国するまで失くさないようにとのこと。次に真ん中の窓口でレンタカー会社でもらった書類を提出、車のナンバー等を聞かれます。次に右の窓口に行き検疫の手続きをします。係員が一緒に外に出て車のトランクを開けるように言われました。スーツケースを指さし、「クロス(衣類)?」と聞かれ「イエス」と答えると開けずに済みました。後部座席にあったボストンバッグなどを開けるよう言われ、開けるとちらっと見ただけでOKでした。ネットでは結構厳しいと書いていた人もいたのであっさり済んで良かったです。係員がゲートを開けて通してくれました。

すぐ先の交差点の右手にカフェテリア兼お土産屋さんがありました。お土産屋さんの前のロータリーを右折するとセロ・カスティーロの町です。町をぐるっと回って銀行を探してみましたが見当たらなかったので最初のお土産屋さんに行きました。

お土産屋さんですが売店、カフェ(軽食もありそう)、両替店も兼ねています。お手洗いも広くてきれいです。衣類や民芸品、食品、カラファテジャムなどもありました。売店の店員さんに言って、まず40ドル両替しました。店員さんにパイネ国立公園の入園料を聞くと11000ペソとのこと。しかしネットでは18000ペソと書かれていたので確信が持てず、お土産店にいた家族連れの観光客の人に聞くとスマホで調べてくれて、やはり18000ペソとのこと。足りないと困るので22ドル追加で両替しました。(2人で計36000ペソ必要。1ドル=670ペソとして62ドル×670ペソ=41540ペソ。)

ここからチリ時間で表示します。アルゼンチンより1時間遅れです。午後0時22分お土産店を出発。国境ゲートからそのまま真っすぐ9号線を進みます。舗装してありますが結構ガタガタしていました。走り始めてしばらくすると、カーナビの調子がおかしくなってきて画面の真ん中に警告文の画面が出て、地図が見られなくなってしまい、案内も何度も戻るよう言い始めました。それでも方向的に間違っていないと思ってそのまま北上しました。

午後0時58分(79760)パイネへの道路標示がありホッとしました。Y150号線に左折。空が明るくなってきて右手に綺麗にパイネの山が見えました。
さらに進むと左手にサルミエント・デ・ガンボア湖畔に到着。湖の向こうにパイネの山々が連なっている素晴らしい景色が広がっていました。赤い車が止まっていて、お土産店で入園料を調べてくれた人たちでした。私たちが先に出発したはずですが途中で追い越されたようです。お願いして記念写真を撮ってもらいました。

しばらく進むと午後1時20分(79772)、150号と156号の分岐点がありました。どちらもダートで、パイネのペホエ湖に行けますが150号は距離が短くサルミエント湖沿いに進む道です。156号は距離が遠く150号より北側を走りアマルガ湖やラス・トーレスに立ち寄ることができます。ちょっと悩みましたが、さっきの人たちも156号に向かったしせっかくパイネの山々がくっきり見えるので156号に向かって観光をしていくことにしました。

しばらく走るとアマルガ湖に到着。湖の左岸中ほどに小高くなった展望台があったので車を止めました。全く風がなく湖面が鏡のようにパイネの山を映していました。青空が広がり始め、パイネグランデ山のてっぺんがほんの少しだけ雲に隠れていましたが、本当に綺麗です。撮った写真をガイドブックに載せて欲しいくらいです!

 アマルガ湖を出発ししばらく走るとパイネ国立公園の管理事務所に到着。チリの国旗がはためいています。入場ゲートの柵はありません。左手の事務所に入って入園料を払って地図を貰いました。一人11000ペソ!お土産屋さんの店員さんの言う通りでした。疑ってごめんなさい。ハイシーズンとオフシーズンで料金が違うのでしょうか?安くてありがたいですが。

午後1時55分出発。事務所前の交差点を右折してラス・トーレスに向かいました。グアナゴが目の前を横切っていきました。写真を撮ろうと降りると逃げて行っていました。レトロな木造の橋が2本あり両方とも老朽化して危険になったようで隣に新しい橋がありました。山を超えるとパイネ・グランデが目の前にそびえるラス・トーレスの雄大な景色が目の前に広がりました。

来た道を戻り、午後2時25分、公園事務所前の道を右折してペホエ湖方面に向かいました。パイネの山々と湖と青い空との景色を楽しみながら進みます。くねくねの山道を進んでいくとグアナゴの群れに何度も会えました。コンドルでしょうか?大きな鳥もいましたが、道が狭くカーブしたところだったので対向車を考えると路上駐車出来ずはっきり確かめられませんでした。途中一面焼け焦げた木々の続くところがあり、数年前に起きた山火事の後のようです。

午後2時48分、150号線に合流、午後3時6分脇道に右折してサルト・グランデ(グランデ滝)に向かいました。プデート(バス停、船着き場)を過ぎて更に進み午後3時10分駐車場着。10分ほど歩いてサルト・グランデに着きました。途中ペホエ湖が見下ろせて今晩泊まるオステリア・ペホエが見えました。サルト・グランデはそんなに大きい滝ではありませんが水量も多くて迫力がありました。午後3時34分(79820)駐車場出発。

午後3時46分ホテルの湖畔の駐車場に到着。またしても赤い車の人たちに会って挨拶を交わしました。

(⇐オステリア ペホエ)

ホテルに荷物を置いて暗くなる前に写真を撮ろうと出かけました。レストラン横の庭からの景色は正面左にパイネ・グランデ、右にパイネの角が夕日に照らされて本当に綺麗でした。橋を渡り、車に乗って156号線を200mほど南に進んだところの左に駐車スペースがあり、車を止めて湖畔を見下ろすと、湖の中の小島に建つホテルと静かなペホエ湖、その向こうにパイネ・グランデやパイネの角などの峰々がそびえていて、ガイドブックで見る景色そのものでした。日が沈む前にこの景色が見られて本当に良かったです。

 間に合うか微妙ですが氷河の氷が浮かぶというグレイ湖に150号線を南下して向かいます。じきに天気が悪くなり霧もかかってきました。ペホエ湖の南の端に宿泊施設がありました。ずっとダートなので思ったよりも時間がかかりました。もともとはラーゴグレイホテルの先にある駐車場に車を止めて歩いて森を抜け、湖畔に出ようと思っていました。日が暮れて来て日没に間に合いそうにありません。せめてホテルの敷地に入れたら、湖畔に行けるかもと思いましたが結局行けなくて諦めて戻りました。

 オステリア・ペホエに戻った頃には真っ暗に日が暮れていました。レストランは午後7時からなので少し早めに行ってラウンジでWi-Fiをつなごうと思いました。ラウンジはゆったりしていていい感じですが、パスワードを入れても繋がりません。午後7時になったので隣のレストランへ。湖側がガラス張りできっと日中はとても素晴らしい景色が見えるのでしょう。

メニューはメインが牛肉をラビオリで包みトマトソースを掛けたものか、チキンのサイコロ焼きで、ポテトがついています。シーズンオフのせいなのかバリエーションが少なくなく、この2種類のみです。グラスワインと水を注文し、デザートにクリームののったイチゴのムースなどを取りました。美味しそうでしたがちょっと甘すぎました。支払いはカードで38,500ペソ+チップを現金で4000ペソ。

部屋に戻ると疲れてちょっと寝てしまいました。しばらくして起きて、今日の行程を振り返り、所要時間を書き出して明日の予定を考えます。明日のエル・チャルテンの宿は支払いがキャッシュのみでペソだけでなくドルの手持ちも少ないので、いったんエル・カラファテに立ち寄ってATMでキャッシングしないとまずいです。明日朝は6時くらいには出発しないといけません。もう10時半くらいですがフロントへ。明日の朝フロントの開く時間は7時45分とのこと。今清算してアーリーチェックアウトする事にしました。鍵は部屋に置いていけばいいとのこと。 

5月18日(水)

 今日はペホエから国境を抜け、エル・カラファテに立ち寄ってエル・チャルテンに行きます。

 まだ真っ暗な中5時48分(アルゼンチン時間で書いていきます。チリ時間では4時48分)(メーター79884)、ホテルを出発。雨が降っています。霧も出てきました。だんだん濃くなってきて10m先も見えないくらいで、ライトをハイにしたりローにしたりしながらクネクネのダートの山道(150号線)をひたすら走りました。危ないのでスピードもあまり出せません。6時38分(79907)、公園のゲートを通過。7時20分(79933)舗装してある9号線に入りました。ひたすら南下し、7時50分、セロ・カスティーロの国境検問所に到着。手前の売店も真っ暗、検問所も真っ暗です。お手洗いは開いていたので利用させてもらいました。出入り口の階段が凍っていて滑りそうです。検問所のドアに8:00~22:00と書いてあります。8時になると係の人が出て来てドアを開けてくれました。建物に入って出国手続きをして車に戻り、ゲートを開けてもらって出国しました。出国は荷物の検査もなくあっさりです。緩衝地帯にはウサギが沢山いて前を横切っていきます。まだ暗いので轢かないように注意しながら走りました。後で気が付いたのですが、車の時計はアルゼンチン時間のまま。という事はチリの検問所は7時なのに私達だけのために開けてくれたという事でしょうか。謎ですが有り難かったです。国境の看板のところを8時10分(79960)通過。

 アルゼンチン側の国境検問所に午前8時35分到着。手続きを済ませ8時35分(79968)出発。9時(79974)ダートから舗装道へ左折、タビアイケ9時38分(80015)通過。7号線でエスペランザに向かいます。路面も凍結していて路肩の草も牧草地も真っ白に凍っています。日が昇ってきて眩しいのでサングラスが必要です。制限時速は110キロ。7号線から9号線への曲がり角のエスペランザのガソリンスタンドYPFに午前10時34分(80094)到着。とても寒いです。降りて見るとフロントグリルやミラーに氷が霜柱の様について真っ白になっていました。VISAなどの国際クレジットカードが使えません。現金か地元のカードしか使えないとのこと。400ペソ、28.88リットル給油。売店とトイレがあります。パタゴニアのGSはセルフではなくフルサービスです。

 午前11時47分スタンドを出発。霧の中を走ります。しばらく進むと霧が晴れてきてダチョウがいました。道路の凍結もなくなったので運転を交代。高台なのでパイネの山々が見えます。高台から降り始めるとまた濃い霧の中に入り、再度運転を交代。

 12時24分(802285)エル・チャルテンとの分岐点を、12時34分空港との分岐点を通過しました。12時46分、エル・カラファテのガソリンスタンドYPFに到着。結構混んでいました。10.9リットル(150.09ペソ)給油しました。

 次にATMで現金(ペソ)を降ろそうと銀行へ行きました。エル・カラファテのホテルとブエノスアイレスのタクシー代として3000ペソくらい必要です。

 メインストリートの真ん中位にあるアルゼンチン銀行に行きましたがVISAでキャッシングできません。バンコ・パタゴニアに行ってみましたが、ここでもだめでやり方が間違っているのかと、教えてもらおうと声を掛けた人がとても親切で、午後になるとATMの中に現金がなくなることもあるそうで隣のATMで試したり、他の銀行も何か所か一緒に行ってくれました。ホテルに勤めている女の人で今日はOFFだからと娘さんと一緒にまわってくれました。銀行の警備員に聞いてくれたり、銀行がだめならレンタカー会社へ、更にスーパーに行ってレジで買い物をしておつりを貰ったらと日本円が使えるかも聞いてくれました。結局ダメでしたが、本当に親切な方でありがたかったです。

 親切な親子と別れてからも見つけた銀行に寄ってみましたがダメでした。打つ手なしです。日本人がよく利用する「ミヤザト・イン」に行って相談してみることにしました。日系人のオーナーの宮里さんがおられて、日本語にホッとしました。銀行に電話してくれました。なまじICチップが入っているから使えないとのこと。ここの銀行は国際カードに対応していないそうです。困り果てて日本円をペソに両替していただけないか聞いてみると、レートを調べて、奥さんに聞きに行って、交換してくださいました。宮里さんが神様に見えました。「今度来ることがあったらミヤザト・インに泊まってくださいね」と名刺をくださいました。日本に帰ってからお礼のメールを送りました。

 街の入り口のスーパーSupermercado La Anónimaへ夕食の食材などを買いに行きました。牛肉、塩、パン、水、ソーセージ、バター、マテ茶、ヨーグルトのようなもの?を買いました。合計273.58ペソ。カードで支払いしました。

 エル・カラファテを午後3時26分出発。11号線を東に進み午後3時55分、エル・チャルテンへの分岐点で40号線へ左折。ずっと舗装してある走りやすい道ですが、天気が悪く景色は今一つです。ビエドマ湖で23号線に左折。ビエドマ湖を左に見ながら進みます。エル・チャルテンの町の手前にガソリンスタンド(YPF)がありましたが6時少し前でもう閉まっていました。左手に国立公園の観光案内所があり、川を渡るとエル・チャルテンの街で、橋を渡って直ぐ右手にバス停を兼ねた観光案内所があります。霧が立ち込めていてどんよりした天気です。

 午後5時58分、マルティン通りの中ほどの右手にある今夜の宿「アニタズ・ハウス」に到着。

 明日は半日しか居られないのでお勧めのトレッキングを聞くと、一番はカプリ湖(往復3時間)、時間がなければロスコンドレス、ロスアギーラスとのこと。天気が良ければカプリ湖に行きます。でも予報ではクラウディーとのこと。エル・チャルテンのパンフを貰って書き込んでもらいました。 

5月19日(木)

 朝食に昨日買ったソーセージを焼いてパンにはさんでマテ茶と食べました。キッチンを綺麗に片づけ、掃除をして引き払います。

 午前9時少し前にオーナーの所に行ってチェック・アウト。アルゼンチンペソのみの現金払いです。オーナーはマットレスの入れ替え中で狭くてごめんねとのこと。まだ暗い中、出発します。フロントガラスが完全に凍っていてどうしようかと思ったら、オーナーが水を持ってきて掛けて溶かしてくれました。

 サン・マルティン通りを北に進み、道の突当りにある駐車場へ。車を止めて9時2分、カプリ湖に向けて出発します。まだ日が昇りません。ゲートをくぐると大きい案内の看板があって、カプリ湖まで4キロ、ラス・トーレスまで10.2キロとなっています。左手の登山口から歩き始めました。はじめは林の中で少し登りがきつかったですが、9時17分、開けた所に出て下にラス・ブエルタス川が見える雄大な景色に一息つきました。9時27分、少し山頂が見えました。

 午前9時43分、2キロポイント通過。しばらく行くと坂もきつくなく歩きやすくなりました。とてもいい感じの登山道です。10時1分3キロ地点通過。日が山々に当たり始めました。左の大きな岩山を巻くように歩いていきます。10時2分、カプリ湖への分岐点に着きました。カプリ湖は左ルートです。両ルートともラス・トーレス湖へ向かいます。(写真左)
10時6分、木立の間から雪をかぶった素敵なフィッツロイ山が見えました!足元には所々雪が残っています。

 10時19分、カプリ湖畔に到着!雲一つない快晴で無風状態です。もう赤くはありませんが朝日に照らされたフィッツロイがとても素晴らしいです。

<フィッツロイ山>

 湖を右の方に行ってみます。キャンプ場があり、そばの高台に行ってみました。ここからのフィッツロイ山も本当に素晴らしいです。でも急に風が出てきました。景色を堪能して、持ってきたソーセージをかじり、帰路に着きます。10時35分、最初に寄った湖畔に行くと人がいたので記念写真を撮ってもらいました。帰路は下りなので気持ちよく歩けます。本当に素晴らし景色だったので振り返り振り返り下山していくとだんだん曇ってきました。今から登ってくる人たちとすれ違いますが、早起きして良かったと思いました。

 午前11時35分、エル・チャルテンの町が眼下に見えてきました。途中の岩の上に登るとさらによく見えました。午前11時43分、麓の看板の所に戻りました。午前11時50分、駐車場を出発。サン・マルティン通りを南下。通りの途中、右手にスーパー「Distri Sur」があったので入ってみました。そんなに広くはありませんが一通りの物は揃っているようで、野菜、フルーツ、精肉コーナーは充実していそうです。昨日はわからなかったのですが、牛乳は紙パックではなくビニール袋に入っていました。
昨日は牛乳は紙パックであると思い込み、間違って生クリームの紙パックを買ってしまいました。(生クリームは間違えるほど安いでした…)
全般に物価は高そうでしたが、クレジットカードが使えるみたいです。サン・マルティン通りにはもう1店スーパーがありました。

 エル・チャルテンの入り口のグエメス通りの端のモニュメントの前でフィッツロイをバックに写真を撮って出発。23号線を南に進みます。町の外のガソリンスタンドは今日は開いていました。坂を登り切った左手に展望台があったので寄ってみました。チャルテンの町が手前に見えるとてもいいアングルのフィッツロイの景色です。曇っていますが、フィッツロイはくっきり見えました。午前11時23分、今度こそ出発。まっすぐに伸びる道で振り返ると真後ろにフィッツロイが見えました。しばらく進むと突然霧の中に入ってしまいました。

 午後2時50分、エル・カラファテに到着。YPFでガソリンを入れます。400ペソ。次にスーパーへ。カラファテジャムを探しましたがありませんでした。氷河トレッキングでもらったチョコのBONOBONが1個5.7ペソ、味見に3種類ほど買ってみました。後で食べましたがどれも結構おいしかったです。

 午後3時30分、エル・カラファテ空港に到着しました。レンタカーを駐車場に止めて、ハーツのカウンターに行きましたが、シャッターが閉まっていました。田舎の空港で利用者が少ないためか申告した到着予定時間まで人が来ないのでしょう。待つ間、荷物をまとめてスーツケースに詰め直し15キロ以内にして、アルゼンチン航空のカウンターでチェック・イン。

 午後4時15分にもう一度ハーツに行くと係員がいました。係員と車に行きチェックを受けて返却終了。トリップメーターは80721。トータル1,651キロ走りました。支払いは計9,225ペソでした。

 手荷物検査をして出発ゲートへ。アルゼンチン航空AR1873便、フライト予定はオンタイムになっていますが、なぜか後の飛行機の乗客が先に搭乗して飛んでいきました。こちらも結局午後5時50分、オンタイムでフライトできました。

 フライトはちょうど夕方で、フィッツロイの山々のシルエットがオレンジ色の空に映えてとても綺麗でした。雲海も広がり、雲の下がピンク色でとても幻想的です。

 機内では行きと同じく、軽食のサンドイッチと飲み物が出ました。アンデスの山々の夕焼けがしばらく続きました。

 午後8時30分頃、ブエノスアイレスの夜景が見えてきました。ほとんどオンタイムで到着。荷物を取ってATMで1000ペソ、キャッシング。今度は都会なのでちゃんと引き出しできました。後日楽天カードの請求が7778円。タクシーカウンターへ。ホテルの名前を告げてドライバーを呼んでもらいました。料金は530ペソで、カウンターで現金で支払いしました。カードは使えないとのこと。5分でドライバーが来て出発しました。高速道路を通って45分でホテルに到着しました。

 少しホテルの近辺を歩いてみてオベリスクも見に行きました。ホテルの直ぐ前に地下鉄の入り口がありA線C線D線に乗れます。ホテルの隣の小さなコンビニのような店でエンパナーダなど買って帰って晩ご飯にします。ホテルはフロントの前にもソファーがありますが、入り口の横にTVとソファーのエリアがあって、サッカーの大会の放送を従業員さんもお客さんと一緒に観戦していました。言葉がわからず何の大会かわかりませんでしたが「カカ!!」とアナウンサーが叫んでいるのが聞こえました。

5月20日(金)

午前8時、ホテルのチェックアウト前、朝食を食べに市内最古のカフェ「カフェ・トルトーニ」へ歩いて行きました。早い時間だったからか空いていました。

チェックアウト時、フロントで宿泊代金を請求されましたが、ブッキングコムで既に支払ってあるはずなので、予約表を見せて調べ直してもらってOKでした。夕べ行った売店にアルコールがなかったので、ミニバーのビール代のみ、65ペソを現金で支払いました。

フロントに荷物を預かってもらって街に出ます。地下鉄に乗って世界で2番目に美しいという本屋さんに向かいます。地下に降りて改札の手前の窓口に行きましたが、現金では買えず、上で「スーベ」を買って来なさいとの事。よく分からず地上に上がって近くにいたおまわりさんに聞きましたがきょろきょろ見回していたので私達も回りを見て見ると目の前のキオスクのような売店の入り口に「スーベ」のマークを発見。売店に行って買いました。カード代が60ペソ、チャージが40ペソで計100ペソ(800円くらい)です。地下鉄の1階の料金は4.5ペソです。イコカと同じように改札にタッチして通ると改札の画面に必要料金と残高が出ます。

 地下鉄D線のEst Callao駅で降りて本屋さんの「エル・アテネオ・グランド・スプレンディット」に行きました。真ん中が広い吹き抜けになっていてとても立派です。天井にはイタリア風の素晴らしいフレスコ画が描かれていました。旅行の本のコーナーがあったので日本のガイドを探しましたが、「TOKIO KYOTO」という薄い本が1冊あるだけでした。中国のガイドは沢山あったのに。

 次に、レコレータ墓地に歩いて向かいました。近いように思いましたが20分ほどかかりました。途中、一人で10匹くらいの犬を散歩させている人がいました。エル・カラファテと違って犬はみんな繋がれていますが、たいがいの人は複数散歩させていました。とにかく犬が多いです。

 午前11時13分、レコレータ墓地の入り口に到着。立派な塀で囲われています。入場は無料です。中はとても広くて6400もの納骨堂があるそうです。彫像が沢山あり納骨堂のレリーフもとても素晴らしく美術館のようです。トラ猫が1匹いました。餌も置いてあって住み着いているようです。今回の旅行は本当に犬ばかりで猫はこの1匹だけでした。

 エビータ(映画にもなった大統領夫人)の墓を探しに行きます。思っていたよりも小さなお墓ですが花(造花ですが)がたくさん飾られていました。

 墓地の近くで呼び込みをしていた両替商の人にレートを聞くと結構いいのでついて行くとお店まで結構距離がありました。でも店構えもちゃんとしていたので両替しました。US30ドル=411ペソでした。

 午前11時55分、両替商の前の道でタクシーを拾ってカミニートに向かいました。初乗りは20.2ペソで、カミニートまで121.2ペソでした。チップを入れて125ペソ払いました。途中の名所など教えてくれました。タクシーはフィアットが多かったです。

 カミニートはカラフルな建物が沢山あって人も多く活気があります。タンゴダンサーの恰好をした人が記念撮影どうですかと声を掛けています。マガジャス通りからカミニート通りへと1周してみます。建物の壁はピンク、オレンジ、緑、青、紫などカラフルに塗られていて、ベランダからは作りは荒いですがユニークな人形が見下ろしています。道端にはこちらも怪しいつくりのマラドーナの等身大の人形がいくつもあり、一緒に記念撮影しました。芸術家の町でもあるようで路上でいろいろな絵を売っていました。

 ネットで調べて評判のいい店と思って入ってみたマガシャス通りの店はカードが使えないとのこと。左隣の「LA VIEJA ROTISERIA」が賑やかそうだったので行ってみました。

タンゴダンサーは2組いて交代で途切れず踊ってくれます。年上のペアの方がきびきびしていて上手でした。音楽は自分でアンプを操作して掛けていました。ダンサーは交代する前に帽子を持ってお客さんの間を回ってチップをもらっています。

 レストランの向かいにあるお土産屋さんがたくさん入っているビルに行ってみました。やはりお土産店価格のようで高そうです。お手洗いも利用できます。
カミニートからバスで帰ってみようとバス停に行き、5月広場へはどれに乗ったらいいのか迷ったので周りの人に聞くと64番のバスに乗ったらいいとのこと。一緒に乗った人が、スーベを機械にタッチしたらいいと教えてくれました。6ペソです。午後2時10分頃出発。コロン通りを走っていきます。5月広場に午後2時37分到着。

 バスを降りるとピンクの大統領府の建物があり、前にある噴水の周りに遠足らしい子どもたちが沢山いました。

 フロリダ通りまで歩きました。街中にはバイクが沢山止まっていました。ヤマハやカワサキのバイクも結構ありました。フロリダ通りはすごく賑やかでメジャーなお店もたくさんあります。歩き疲れたのでマックカフェに入りました。物乞いの親子が店に入ってきてビックリしました。注文に並んでいると後ろの人が、カメラを肩にかけているのは危ない、リュックも前に抱えた方がいいよとアドバイスしてくれました。カプチーノ(38ペソ)とラテ(30ペソ)を注文、ここでもミニクッキーがついてきました。店の中までくつ下売りが入ってきました。午後3時45分まで休憩しました。

 地下鉄Lavalle 駅からレティーロ駅(C線)に向かいました。レティーロ駅は大きいターミナルで人も多いです。駅のバスターミナル近くにスーパー「COTO」があるとネットで見たので探しましたが見つからず諦めて次の候補の所へ。レティーロ駅からC線でホテル近くの9 de Julioに行きB線に乗り換え、Carlos Gardel駅下車。改札を出ないで乗り換えしたので4.5ペソで行けました。地上に出て駅の北側の「アバスト・ショッピング」の建物の西側の道を北に少し歩くと道路の左側に大きな「COTO」の建物があります。

 売り場に入るときは万引き防止のためにゲートで渡されたビニール袋にリュックサックを入れるように言われました。ハンドバックはそのままで大丈夫でした。途中、お手洗いに行くときはゲートでハンドバッグの中を見せるように言われました。

 大きい店で品揃えがいいです。ワインもすごく品数豊富でした。ワインは2本買いました。特売で53.9ペソと52.89ペソでした。お菓子はBONOBONの大箱入りがあってお得でした。マテ茶は個包装のパックがあってばらまき土産用にいいです。エンゼルパイのようなアルファボールもいろいろ種類がありました。特売コーナーのチョコバー(キットカットに近い)が安くて美味しかったです。ビールもすごく安かったです。清算はカード払いにしました。

 また地下鉄に乗ってホテルに戻りました。この時に元丸ノ内線の電車に乗ることができました。車内に日本語の注意書きがそのまま残っていました。ホテルに戻って、タクシーを手配してもらい10分ほどでドライバーが来ました。午後6時半頃ホテルを出発して高速道路に入ると交通事故があった様で大渋滞にはまってしまいました。ドライバーさんはスマホで情報を見ながら路肩走行して一般道に降り、飛ばしていきます。赤信号も無視!とにかく急いでくれてまた高速道路に戻って無事空港に送り届けてくれました。時間に余裕を持って出ていたので良かったですが、事故渋滞も考慮しないと怖いです。

 空港の隅っこで買ったワインやお菓子などのお土産をスーツケースに詰め込み直してターキッシュエアラインのカウンターでチェック・イン。出国手続きをして、プライオリティーパスでラウンジに行こうと思いましたが、ここはターミナルA。ラウンジはターミナルB。残念ながら利用できませんでした。売店に行って残ったアルゼンチンペソで追加のお土産を買いました。COTOと違って高いです。

 午後11時10分、TK0016便にて出発。事前に2-3-2の窓際2席だけのシートを予約していたのにDとE。3-3-3の真ん中2席です。カウンターで発券時にバウチャーを確認すべきでした。食事が1回出ました。

5月21日(土)

ブラジルのサンパウロに午前2時頃到着。ここで降りる人はポツポツいましたが、隣の席の人はイスタンブールまで一緒でした。機内清掃、ゴミ回収があって、再出発。ここからイスタンブールまで11時間40分のフライトです。食事は2回出て、2回目はパスタかチキン。野菜がしっかりとれるメニューでいいです。 

 イスタンブール午後9時50分着。20分ほど早く着きました。ボーディングブリッジを出たところでパスポートチェックがありました。今までで初めてです。今回の旅行期間中にエジプト航空が地中海に墜落したことが関係しているのでしょうか。

 手荷物検査を通って今回もプライムクラスラウンジへ。結構人がいましたがソファー席に座れました。食事も充実しています。

5月22日(日)

 午前1時35分、TK0046便にて関空に向けて出発。10時間23分のフライトです。映画を見ていると途中で音が聞こえなくなってしまいました。フライトアテンダントさんに相談しましたが直りません。幸いガラガラだったので席を代わっていいとのこと。前後に人のいない席に移動。席も倒しやすくて気楽です。

 食事は2回出て、1回目はイスタンブール発だからお肉はキョフテです。少しマトンが入っているようです。2回目はチキン(トマトクリームソース、ライス付)かパスタ(ペンネ、ハーブとクリームソース)です。コーヒームースは美味しいですが甘いです。USBのさし口があるので携帯の充電ができました。パソコンで旅行記を書いたり、オンデマンドの映画を見たりしました。

 日本時間午後6時40分、無事関空に到着しました。


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